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兄の部屋へ ページ6
体も休んだところだし、そろそろお兄様に挨拶に行かないと…。
A「お兄様、Aです。入ってもよろしいですか？」
・・・・・・・・・・・
返事がない。この際入っちゃえ。
A「失礼します。」
勉強中？ お兄様がこっちを向いた。
A「勉強中に申し訳ありません。」
竜太郎「いや、いいよ。それより、今日からよろしく。
A「はい。そういや、明日はお兄様の入学式でしたね。西大宮学園でしたよね？すごいじゃない
ですか…」
竜太郎「ありがとう。でも、入学式っていっても、中高一貫校だから、始業式みたいなもんだよ」
A「そういや私は今日、引っ越しましたよね？今まで通ってた公立中学に今年も通うのでしょう
か？」
竜太郎「中学最後の一年だけ、他の学校だと心細いだろ？だからお父様がここからはうちの車で通えだってさ」
A「そうですか？ありがとうございます。」
竜太郎「そういや、Aも明日から始業式だったよね？」
お兄様が私の下の名前を呼び捨てで呼んだよね？ ていうか、宿題やってない。
照れと焦りから私の顔が赤くなっていくのが自分でもわかる。
竜太郎「どうしたの？具合でも悪い？」
A「いや、大丈夫です」
竜太郎「もうすぐ８時だ。夕食を食べに行こう。」
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作者名：ちょこはん | 作成日時：2017年5月19日 22時
