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兄からの告白 ページ12

朝5時に、目が覚めた。この家での起床は6時だから、あと1時間ある。


 手に温かい感触があったため隣を見ると、お兄様が私の手を握ったまま地べたで眠っているのだっ

た。



 昨日のあのことは、夢ではなく、現実だったのだろうか?



 いずれにしろ地べたで寝ていては、お兄様は風邪をひいてしまう。



A「お兄様、起きてください。ここで寝ていては、風邪をひいてしまいますよ。」


竜太郎「・・・・・すまない。ありがとう。」


 お兄様は、顔を真っ赤にし、手を放して自分のベッドに行った。

・・・・・

 少しの間、沈黙が続いた。



 私は、思わず言ってしまった。


A「お兄様、こちらに来てください。お話があります。」



A「お兄様は昨日の夜、私に何をしたのですか?どうしてさっきまで、私の手を握っていたの

ですか?」

 
 お兄様が答えた。


竜太郎「俺は昨日の夜、お前にキスをした。そして隣で手を握ったまま眠った。なぜなら・・・

 俺は、Aのことが大好きだからだ。初めて会ったときから・・・」



 そういって、お兄様は私に抱き着いた。



 私のファーストキスを勝手に奪った相手のはずなのに、とてもドキドキする。



 とりあえず、こんなところを私を起こしに来る大沼さんに見られてはいけないので、すぐに自分の

部屋に戻った。

始業式→←駄作者より



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設定タグ:財閥 , 恋愛 , 兄妹   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ちょこはん | 作成日時:2017年5月19日 22時

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