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剛典side
「はい、…はい。お願いいたします」
どこかのTV局と電話で話しながらスケジュールと睨っこ。
電話が終わるとバタバタと忙しいそうに事務所内を走り回るのは
俺専属のマネージャー。
ちなみに俺の彼女。
付き合ってまだ３ヶ月。
好きにならなくてもいいし
嫌になったら別れてくれてもいいから、と。
彼女に付き合って欲しいとお願いされ
勢いに負け、お付き合いを始めた。
まだ、三代目メンバーの誰にも伝えてはない。
….だって、続くか分からないし。
変にメンバーに伝えて、変に冷やかされるのも嫌。
かと言って、ベタベタ触られるのも嫌。
たぶん、少しずつ好きになっていっているんだと思う。
登坂「A！」
バタバタと走り回るAを呼び止める臣さん。
「どうしましたー？」
現に臣さんは俺たちの関係を知っているのか知らないけど
俺の顔を横目で見ながら、俺の目の前でAと
いちゃいちゃし始める。
あー、くそ。
俺のなのに。
例え、臣さんでも触らないで欲しい。
登坂「ふはっ。岩ちゃん別にとらないから」
「…？？」
臣さんの言葉に首を傾げるA。
岩田「…何がですか？」
登坂「いやー….なにも？」
と言いながら、ニヤニヤする臣さん。
これ、絶対にバレてる。
付き合ってるのバレてるな。
「岩田さん？登坂さん？」
いつも2人の時は剛典呼びなのに。
臣さんがいるから、岩田さん呼び。
登坂「いや、なんでもないよ？」
彼女の頭に手を伸ばそうとした臣さんの腕を掴む。
岩田「俺のなんで、臣さんでも触らないでください」
今ので確信した。
Aの事、好きだ。
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作者名：いろは | 作成日時：2023年9月11日 20時
