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直己さんからの
“大事な彼女”
その言葉に少し泣きそうになる。
直己「Aが思ってる以上に
Aの事、大好きだからね？」
口角を上げ、顔を覗き込みながら微笑むと
直己さんの腕が私の身体を優しくつつみこむ。
内心、ずっと不安だった。
私だけが好きなんじゃないかって。
直己さんから好きって言ってくれるしキスもする。
もちろんそれ以上の事だって。
でも、付き合ってから
束縛もされないし
喧嘩もした事がないから
本当に私の事好きなの？って…ずっと不安だった。
でも、その言葉が聞けただけでも
気持ちが軽くなる。
単純って言われてしまうかもしれないけど
それくらい直己さんの事は大好き。
むしろ愛してる。
「….うぅ〜、もう大好きです！直己さん！！」
直己さんの腕を優しく解き
直己さんの方に身体を向け
直己さんに飛びついた。
直己「俺は愛してる」
その言葉に涙が止まらなくなった。
「私もですぅ〜！」
直己「ははっ。知ってるよ」
ソファーに座る直己さんの上に向かい合わせで乗る。
私の肩に顎を乗せた直己さんが
優しく抱きしめてくれる。
この体勢が好き。
身長差がありすぎて立っている時に
キスをするのはお互いに大変。
この時だけは、自分からキスができるから。
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登坂「ぼこちゃん号泣でもしたの？」
「うるさいです！！！」
次の日、登坂さんにからかわれたのは言うまでもない。
直己「臣、Aは俺のだから、ね？」
登坂「知ってますよ！！！」
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作者名：いろは | 作成日時：2023年9月11日 20時
