you are my sunshine【短編集】 (ページ15)

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「今日の夢ね」

隆二「うん」

「隆二と始めて会った時の夢みてた」

隆二「あー、Aが俺に会えたの感動して号泣してた時のね」

「号泣じゃないもん。ちょっとうるっとしただけだから」

隆二「いーや、あれは号泣だね」

「恥ずかしいから思い出さないで」

隆二「やーだ」

というとちゅっとキスをされる。

「ふふっ。幸せ」

隆二「俺も。まさかまた出会えるなんて思ってもなかった」

「本当だねー」

三代目のライブ。
バクステが当たり始めて隆二に私の存在を知ってもらえた日。

もう、あんな奇跡ないと思っていたのに
しばらく経ってからbarで呑んでいた隆二と遭遇。

プライベートだし話かけれないやって
思っていたけど、隆二から声を掛けてくれた。

「あのライブの時、号泣してた子だぁ」って。

覚えてくれていた事、凄く嬉しかった。

お互いに1人呑みでまさかの2人で呑む事になるなんて
思わなかったし、断られる覚悟で連絡先も聞いた。

まさかのいいよに驚いたけど。

これはチャンスだって。

LINEする時なんて手が震えたし
返事ももしかしたら返ってこないかと…。

ご飯行きませんか？のLINEに
返事を返してくれた隆二。

それから何回かご飯を一緒に行って
隆二からまさかの告白。

また、号泣だよね。

隆二が物凄く焦る姿を見たら涙は止まったよね。
あれは面白かった。

隆二「Aどうした？」

いつの間にか
AちゃんからAになり
私も隆二くんから隆二と呼ぶようになった。

「隆二…大好き」

「俺も」

2人の目が合うと、唇がそっと重なった。