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「はぁ〜ふぅ〜」
自分の番が来るまで深呼吸をして待っていると
前に並んでいた子から話しかけられてる。
♡「緊張しますよね？隆二推しですか？」
「そうです！今から会えると思うと、震えがとまらなくって」
♡「やばいですよね。あ、私は健ちゃん推しです」
お互いに震える手を見せ合う。
「「ふふっ」」
緊張具合が一緒でお互いに笑ってしまう。
♡「もう会った瞬間、心臓発作で倒れる気がします」
「私も倒れると思います」
♡「一緒に深呼吸してもいいですか？」
可愛らしい彼女からのお願いに
2人で心臓に手を当てて深呼吸をする。
「「ふぅ〜はぁ〜」」
「ちょっと紛れた気がします！
声掛けて下さってありがとうございます」
♡「私もです。ありがとうございます！」
お互い推しのお話をしていると
彼女の順番が回ってくる。
♡「遂に！お先に行ってきますね」
「いってらしゃい！」
最後、私だけが残る。
あー。
やばい！本当にやばい！
次は自分の番かと思うと
さっき少しほぐれた緊張がまた元に戻る。
バクバクしてる。
次は自分の番かと思うと
数分が物凄く長く感じる。
♡「うっ….ぅぅう」
「おかえなさい！」
♡「メンバーの皆さん素敵過ぎて倒れるかと思いました！
頑張ってださい！！」
「ありがとうございます！」
スタッフ「では、最後の方どうぞ」
彼女の涙を見たからなのか
まだ、メンバーに会っていないのに涙が出てくる。
中に入ると、メンバーの皆と目が合う。
オーラがとてつもなく溢れている7人を見た瞬間
更に涙が溢れた。
登坂「もう泣いてる」
ELLY「はやいよ」
直己「落ち着いて〜」
直人「ふはっ」
岩田「かわいい〜」
山下「はやいてはやいて」
隆二「あー涙が溢れてる」
スタッフの方にメンバーの真ん中に案内され
メンバーに挟まれる。
隆二「俺推しだよね？隣、俺でいい？」
涙で声が出ず
タオルを口元に当てて
うんうんと頷く。
隆二推しです！って全身で表してるからか
隆二が声をかけてくれ、隣に並んでくれた。
隆二「カメラマンさん、この子で最後だよね？
ちょっと待ってあげて」
スタッフ「分かりました！少しだけなら！」
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作者名：いろは | 作成日時：2023年9月11日 20時
