好き。【登坂広臣】 (ページ33)

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まおを追いかけようと視線をまおに写す。

「……なに」

広臣くんとの一連のやりとりを見ていたのか
私の顔を見ながらニヤニヤするまお。

まお「い〜やぁ。別にぃ〜」

「顔ひどいよ」

まお「それはひどい」

「ニヤニヤしすぎだから」

まお「もう、ラブラブじゃん。
登坂さん、Aの顔見つけた瞬間ゆっるゆるだった」

「もう！いいから！まおのばか！」

笑いながら走るまおを追いかけようとすると
携帯がピコンっと鳴る。

広臣くんありがとう。

広臣くんおかげで頑張れる。

よかった。

気付いてくれていた。

広臣くんのメッセージに顔が緩くなるのが分かる。

自然と口角も上がる。

広臣くん会えると思ってなかった

A私もびっくりした

広臣くん会えて嬉しい

A頑張ってね

まお「もうカップルの会話じゃん」

「…あ、見られた」

まお「さっさと付き合っちまえ」

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