27. 広臣side ページ28
広臣side
カットのお礼にと
ほぼ無理やりだけどAちゃんとご飯。
俺行きつけの寿司店に。
隣で見ていて美味しそうに食べるからこっちまで
気分が良くなる。
幸せそう。
直人さんにAちゃんの好きな食べ物聞いておいてよかった。
眉間にシワを寄せて、つめられたけど。
なんとか、誤魔化した。
「可愛い」
Aちゃんを見てたら思わず口から出てしまった言葉。
…本心だけど。
耳まで顔を真っ赤にするAちゃん。
うん。
本当に可愛い。
てか、俺はメンバーの妹相手になに
本気になっているんだ。
でも、それくらい素敵な女性。
LINEも必要以上に連絡こないし
Aちゃんからベタベタと絡んでくる事もない。
まぁ、兄の所属するメンバーだしな。
直人さんに連れ慣れてるのかマナーもしっかり
してるし、1つ1つの動作が綺麗。
綺麗な顔立ちだからか、余計に輝いて見える。
このまま俺のものにしたい。
そんな欲求が強くなる。
やっぱり、初めて見た時から惚れてたのかも。
こんなことシスコンな直人さんに
言ったら殴られるかもだけど。
Aちゃんが好き。
芸能界入ってからまともな恋愛をしてない。
来るもの拒まず、去るもの追わず。
求められれば付き合うし相手はするけど
今まで相手に本気になれなかった。
まだ、君と出会って日は浅いけど。
でも、君は俺をこんな気持ちにさせられるくらい
好き———。
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作者名：いろは | 作成日時：2023年8月17日 17時
