好き。【登坂広臣】 (ページ22)

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21. ページ22

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「私の兄が片岡直人で、登坂さんと同じグループなんです」

マスター「あ〜！三代目の」

広臣「そうなんです。直人さんにお願いして
こないだAちゃんに
髪の毛カットしてもらったんです」

マスター「そうだったんだね。世間は狭いねぇ」

なんて言いながらマスターは微笑む。

びっくりした。

こんな所で登坂さんに会うなんて。
まぁ、東京だし芸能人に会う確率高いか。

普通に生活しててすれ違ったりなんて事はよくある。

お店にも芸能人がカットしに来店されるしね。
基本は紹介だけど。

そう考えると、会う確率が高い職業なのかも？

広臣「ここ、俺のいきつけ。
マスターの作るお酒が美味しくって」

「私も最近のいきつけなんです」

広臣「俺、結構来てたんだけど、今まで会わなかったよね？」

「多分？もしかしたら、居たかもしれないですね」

広臣「かもしれないね」

相変わらずイケメン。

身長もあって
凛々しい眉毛
キリっとした目
右目の涙袋にあるホクロがまた更に
登坂さんの色気を出している。

けど、笑うと笑窪が片方にだけ出来て
それがまた可愛いの。

実は顔はタイプなのは内緒。

言われても迷惑だろうし、言わない。

もちろんなお兄にも内緒。

芸能人と恋がしたい訳でもない。
タイプなだけであって大変そうだし。

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