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マスター「Aちゃんは笑顔が素敵だね」
「マスターの笑顔も素敵だよー!」
マスター「ありがとう」
ふふっと優しく笑うマスター。
今もダンディーでかっこいいんだけど
若い頃は絶対にイケメン。
マスターの笑顔に癒される私。
しばらくマスターを話に花を咲かせていると
barの扉がカランカランと音を立てて開く。
マスター「いらっしゃい。今日は1人?」
?「そっす。あれ?今日はお客さん1人なんすね」
マスターと仲良さそうに話す男性のお客様。
マスターが声をかけ、気になりチラッと見る。
バケットハットにサングラス。
怪しい格好だけど、服装から見てきっと芸能人。
芸能人にあまり興味はないし
ジロジロ見るもの失礼だから直ぐに視線を
元に戻してカクテルを呑み始める。
マスター「この子、いつも日曜日の夜に来てくれる子」
?「そーなんすね。隣、いいですか?」
「どう….ぞ、あれ?…登坂さん?」
私の隣に来るとテーブルに手を付き
私の顔を覗き込んでくる男性。
声と近くで見たらよく分かる。
登坂さんだ。
登坂「Aちゃん?」
マスター「2人は知り合い?」
入って来た男性はまさかの登坂さん。
初めて会い、カットした日から会うのは2ヶ月ぶり。
テレビではよく見るけど。
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作者名:いろは | 作成日時:2023年8月17日 17時