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直にぃとご飯行ってから1ヶ月経った。
お店が閉店して、スタッフもほぼ帰宅し
店長の湊と最終確認をしていると
ピコンの鳴る携帯。
んー、なんだろ。
バカ兄来週の火曜日俺と臣と岩ちゃんの3人カットとカラーお願いしたい
バカ兄いける?
ズボンのポケットから携帯を出し確認すると
1ヶ月ぶりに兄からのLINEが届いた。
A3人一緒に?
バカ兄大丈夫なら
直己さんは会った事あるけど、他のメンバーは初めて。
んー。3人かぁ。
「ねぇ、湊。」
湊「どした?」
「直にぃが他のメンバー2人連れて、
3人一緒にカットカラーいける?って」
湊「直人さんが他のメンバー連れてくるの珍しいな」
「来週の火曜日がいいって。3人一緒だと時間かかるよね?
どうする?」
同期で同い年。
専門学校から一緒の田中 湊。
ちなみに湊は店長。
前の店長が産休でしばらくお休みに入るから、
店長に湊か私の名前が上がったけど、
店長って柄でもないし無理と言って、湊に押し付けた。
湊と産休に入った店長以外には
三代目直人が実の兄だって事は伝えてない。
湊「この日なら遅い時間の予約ないし。
予約入らないようにして、他のスタッフは店終了と
同時に帰ってもらえばなんとかなるだろ」
「帰るの遅くなっちゃうよ?いいの?」
湊「いいよ。直人さん達忙しいだろうし」
「ありがとう。じゃあ、伝えとくね!」
A湊がいいよって
A時間はいつもの時間ね
バカ兄ありがとう!
湊「..で、他の2人は誰連れてくるの?」
「岩田さんと登坂さんだって!」
湊「まじで!」
岩田さんのファンである湊は大興奮。
湊「やば、楽しみ。仕事頑張れるわ」
湊のテンションの変わりように笑う。
よかったね、湊。
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作者名:いろは | 作成日時:2023年8月17日 17時