ep.2 ページ4
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"アイドルと一般人"
いくら練習生期間があったとはいえ、
私と彼が交わって良い人間ではないことくらい理解してる。
彼にとって私は、所謂都合の良い女でしかない。
彼が人肌恋しい時に呼ばれて、私は尻尾を振って会いに行く。
行為中も好きなんて言われたことは一度も無いし、朝目が覚めたら彼は居なくなっている。
そんな私が初めて彼を見たのは17歳の頃。
PLEDISに入社したばかりの時。
＿＿＿＿＿
「A、そこの振り違う」
「A、立ち位置ズレてるよ」
＿＿＿
『はぁっ……すみません！』
「一回休憩しよう」
『はい…飲み物買ってきます』
練習生になったばかりの私はダンスについて行くので精一杯。
歌もまだまだでラップなんて論外。
これから先、やっていけるかな…
なんて練習室の近くのベンチに座って悩んでいた時に出会ったのが彼、S.COUPSだ。
＿＿＿
『はぁぁぁぁぁ………』
？「…あははっ」
『！？
……えっ？S.COUPS先輩！？お疲れ様ですっ！』
まさかのSEVENTEENの統括リーダー…
SC「あーごめんごめん、気使わせて。
それと笑ったのもごめん。
落ち込み方があまりにも可愛くてつい……ね？」
『えっ？///あっ…』
SC「あー…ﾌﾌｯ…ごめんごめん！とりあえず、座って！」
『は…はい……』
＿＿＿
SC「足広げて下向いて座って、でっっっかいため息吐いててさ、
ボクシング漫画の主人公みたいだったよ(笑)」
『バカにしt……
あ、すみません……恥ずかし過ぎます…！』
SC「ごめんごめん(笑)
………それで、何か悩みでも？」
『実は……』
＿＿＿
そこから5分ほど話を聞いてもらった挙句、ジュースまで奢ってもらった。
そして帰り際に、
SC「一緒のステージ立とう。応援してるし楽しみにしてる」
＿＿なんて、真剣な表情で目を見て話してくれて、
17歳だった私は簡単に恋に落ちた。
そこから練習を2年間頑張り続けたが、SEVENTEEN先輩とすれ違うことは一度も無く、先輩への恋心も気付いたら無くなっていた。
そして19歳の春、美容師になるために専門学校に入る友人を見ていたら、衝動的に退社して、美術系の学校に入学して、花について勉強していたのだった。
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あちゃん(プロフ) - ちむこさん» そう言っていただけてとっても嬉しいです😭ありがとうございます😭🫶頑張ります！！ (2月26日 1時) (
レス) id: 9aaad3b737 (このIDを非表示/違反報告)
ちむこ(プロフ) - はじめまして〜！読んでて胸がギュンってなります😭😭続き楽しみにしてます。頑張ってください🥳 (2月24日 19時) (レス) @page9 id: 88739ac1fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちゃん | 作成日時：2024年2月23日 21時
