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廉の家を出てから私は実家のある埼玉に帰った
_______1月24日に出産した
廉の誕生日の次の日に生まれた
生まれた子は元気な男の子
特に異常はなく元気に生まれてきてくれた
名前は廉の子供ってことを残しておきたくて
_________廉斗
と名前をつけた
両親には廉と別れた事これから廉斗と2人で生きていく事を話した
両親は私のやりたいようにしなさい、いつでも力になるって言ってくれた
そして廉斗が2歳になった時
私と廉斗は再び東京に戻った
私は仕事をしながら、廉斗を育てた
廉斗もすくすく健康に育ってくれた
でも廉斗が大きくなるにつれて父親の存在を意識しだした
_________「ままどうして僕にはぱぱがいないの？」
廉斗にそう聞かれた時は胸が苦しかった
『ぱぱはね、ままや廉斗のためにお仕事してるの
廉斗がいい子にしてたらすぐに戻ってくるよ』
そう誤魔化した
廉斗ごめんね
パパに会わせてあげられなくてごめん
でもママ頑張るから
パパの代わりに廉斗をずっと守るから
いつか廉斗が大きくなったらパパのこと話すからね
廉、あなたの子供は私が守り抜いてみせるよ
立派な子に育ててみせるから
廉は仕事頑張ってね
遠いところからずっと応援してます
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作者名：むらさき | 作成日時：2019年6月11日 21時
