29 ページ29
.
「A、最近つっきぃと仲良いね」
96ちゃんは 何事もないように聞いているけれど、少し不機嫌
この子も天月さんに依存してるのね
天月さん謎に色々知ってるもんね きっと智久くんも96ちゃんも助けてもらったんだね。
「そんなことないよ」
そうやって笑うけど少しだけご機嫌ななめのようだ
「あ、本題、はいるね」
96ちゃんが 我にかえったように話し始める
本題忘れるくらい、気になってたみたい
まぁまぁ依存してるのね
「店長の苦しみに気づいてあげれなかったの」
発端は 96ちゃんの不注意からだったらしい。
96ちゃんは人気のある歌い手だ
ファンも多ければアンチも多い
私でも覚えている
96ちゃんと店長さんに関する噂を
よくある付き合ってるという噂
そこまで炎上しなかったしアンチが嘘を書いたってことでおさまった。
でも ファンが多いということは色々なファンがいる ということ。
ファンの中には 過激派 というものがある。
昨日のluzくんのキャスで毒をはいていたのは おそらく過激派
その過激派が暴走した
店長さんは 96ちゃんのリスナーさんの過激派によるアンチや攻撃がひどかったようだ。
ファンなら応援するべき。
そうとはわかっていても暴走する人だっている。
店長さんは ただただ96ちゃんを傷つけないためだけに 笑っていた。
闇を隠して何事もないように接し続けた
でも いつまでも我慢できるわけがない。 その結果が 引退だ
そしてそれを知ってしまった96ちゃんが気づけなかったことに悲しみ、
店長さんは結局96ちゃんを悲しませてしまった自分を憎んだ
そして、シェアハウスを出ていった
でもその行為までもが、裏目にでてしまい、 96ちゃんは自分を責めることになってしまった。
話してる最中 96ちゃんは鼻をすすりっぱなしだった
泣くのを我慢していた
「それから、店長とは会ってないよ 会えない 会えるわけない」
ついにポロポロと涙を流し始めた。
店長さんは きっと96ちゃんのことが好き
でも 96ちゃんは 天月さんに依存しかけてしまっている。
今店長さんに会いに行っても 店長さんは報われない
でも、絶対に仲直りさせなきゃだね。
でもきっと 私の出番はないね。
「96ちゃん?お客さん」
「え、こんな時間に?」
皆してタイミングよすぎでしょ。
このタイミングで来るもんなのね
「いってらっしゃい。 96ちゃん」
.
289人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あっし | 作者ホームページ:http://ulog.u.nosv.org/user/aceofsexyzone
作成日時:2017年2月21日 2時