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「ねぇ、何してたの?」






少し警戒したような目をむけてくる。
私ってそんなに信用ないのかな。






なにもやましいことなんてないのに、なにも言えない






天月さんが泣いてたから涙をぬぐってた?
ただただオレンジジュースを飲んでた?
96ちゃん運んで疲れたから休みにきた?






どれもしっくりこない






何も言えなくてかたまっていると、
隣で んんんーーー と声が聞こえる






「あれ、智久とAちゃん?」






目をこすって寝ぼけながらハテナをうかべている






「こんなとこで、二人共どーしたの?」






とにっこり笑ってる
あぁ、 なんだか 日向と重なるなぁ






無理して 笑ってる
私を 安心させるために
大丈夫なわけないのに 大丈夫 って






「Aちゃん、もう96ちゃんと話終わったの?」






と天月さんが聞くと 智久くんが少しだけ顔を歪ませる
なぜ






「お風呂入って戻ったら寝ちゃってたから部屋に運びました」






「何抱きで?お姫様?」






「はい」







そー答えると イケメンやぁ〜 なんて楽しそうに笑う
なんか、ほわほわしてるこのひと






「Aちゃん、おる?」






今度は 少しだけにごった言葉
タイミング悪いな、皆して
今日は厄日?






「luzくん、」






もうなに聞かれるかなんて わかってるよ。
私 知られた上であなたと過ごすのなんて無理よ
心の準備なんて まだできていない






キュッ といつの間にか唇を噛んでいた。
それに気づいた天月さんが こーらっ唇かまないのー と頬をふにふにしてくる。






「ごめんね、luzくん Aちゃん 今日は疲れてるみたいだから 寝させてあげて?」






そーやって言うと ほら、部屋戻るよー と私を立ち上がらせて 私の背中を押して 部屋に連れていく









私の部屋に着いて
天月さんに 感謝する






「まだ、怖いでしょ?」






頭をなでながら笑うこの人にはなんでもお見通しなのだろうか






「暫くは僕かまふくんと一緒にいな? まだ言いたくないでしょ?僕らでフォローするから」






じゃあ、おやすみ
と言って私の部屋を出ていく天月さんは ほんとに いけめん





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作者名:あっし | 作者ホームページ:http://ulog.u.nosv.org/user/aceofsexyzone  
作成日時:2017年2月21日 2時

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