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晩御飯も食べ終わって リビングのソファーにすわる
「あ、luzくんキャスやってる」
同じ家にいるのに聞くなんてなんか変だな
なんて笑いながら、キャスを開く
「えー、歌い手はじめたきっかけ?」
携帯から聞こえる声
私もそれ気になるかもな
私は歌い手好きやったけどluzくんは私の話に相づちする程度だったもんなー
「遠回しに言うと天月すんかなぁ」
その声に すぐ隣で携帯画面とにらめっこしていた天月さんが えぇ、俺 !? 俺ー !? と反応している
… 可愛い
「直接的にいうと、幼馴染なんやけどね」
今度は私が少しだけ反応する
そんな私を天月さんが横目にちらっと見ていたことに気付かなかった
「幼馴染が歌い手好きで天月すんが一番好きやったから」
確かに天月さんは好きだった
でも その頃にはもう、luzくんとは話していなかったはず、
「幼馴染と疎遠になって でも俺が歌い手始めたら きっと気づいてくれると思って はじめました。」
その彼の発言に 過激なるすなーたちが少し荒れる
luzくんは 無自覚だからなー
この幼馴染が あまおうである私ってバレたら大変なことになりそうだ
少し顔がひきつってしまってたらしく、
天月さんにほっぺをぷにぷにされる
「luzすんて 危なっかしいよね」
「なにもないといいんですけどね」
私のその言葉にそうだね と返したあと、 伸びをしながら お風呂行ってくるーと言って リビングから出て行った
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作者名:あっし | 作者ホームページ:http://ulog.u.nosv.org/user/aceofsexyzone
作成日時:2017年2月21日 2時