××フレンド (ページ41)

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｢嫌がってるみたいやけど？｣

｢大丈夫っす。こいつ誰にでも股広げるびっちなんで｣

｢ふっ、すっごい言われようやな｣

男子達の発言に鼻で笑って私のことを見てくる
笑ってる神崎さん、初めて見たかもしれない

それが何故か嬉しくて涙がポロポロとでてきた
これには神崎さんもびっくりしたのかえ、と間抜けな声を出してて今度は少し笑えてくる

｢え、ちょ、え？？｣

なんて言ってあわあわしてる
そしてその後我に返って話を戻してく神崎さん

｢無理矢理はあんまよくないんやないの？｣

それに、無理やりするなら、こーやらなきゃ

なんて言って男子を押しのけて私にキスをしてくる
いつもの力が抜けてしまうキス

案の定、いつものように力が抜けて座り込んでしまいそうになる
そんな私をいつもじゃありえないくらい優しく抱きしめてくれる

｢言っとくけどこいつ誰にでも股開くわけやないから｣

｢は？｣

｢悪いけど、こいつ俺の所有物やからさ。諦めて？｣

男子たちは舌打ちをしてその場を去っていった
路地裏に、私と神崎さん２人になった

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