××フレンド (ページ20)

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｢おいA｣

また帰りの支度をしてる時に誰かに名前を呼ばれ、
なぁにと答える

｢昨日の男、また待ってる｣

｢ん、りょーかい。わざわざあんがとね。部活頑張って｣

｢あぁ。無理すんなよ。今度話聞くから｣

｢え？｣

｢お前さ、わかりやすすぎ。そんなんで腐れ縁の俺が気づかないとでも思う？｣

｢思わ、ないねぇ〜。あんた地味に鋭いしね｣

｢まぁ、とりあえず今度話聞くから、溜め込んだりすんなよ？｣

｢うん。ありがとう。また明日ね、真白｣

｢おう。絶対明日も来いよ。A｣

青井真白

軽音部のボーカルをつとめていて歌い手のウォルピスカーター

あいつとは上京したばかりの時から知り合いで学校が同じで
一番仲のいい男子

｢よし、頑張ろうかな｣

あいつとの時間が何気に一番好きだったりするから
なんだかなんとなく嬉しくて、なんでも頑張ろうって思える
なんとかなるって思えるようになる

｢感謝しかないよ、真白には｣

まぁ、こんなの言ったらあいつ調子に乗るから、言ってやんないんだけどね

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