NCT+1 / 3 (ページ13)

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(Taeyong side)
　
　
　
　
　
　
　
　
　
「助っ人的な？」
　
　
『そう、助っ人』
　
　
「イベントって、何するんですか？座ってコメント？ファンとお話する系？」
　
　
『いや、歌って踊る系』
　
　
「マネヒョン……本気で言ってます？」
　
　
『本気で言ってる』
　
　
「あと何日で何曲ですか」
　
　
『あと6日で3曲だな』
　
　
　
　
　
　
　
マネヒョンからの返事を聞いたAが、分かりやすく頭を抱えた。
　
　
　
　
　
　
　
『あのな、この際だから言うけど、Aの名前がエイスに決まった時からこうなることも決まってたんだ』
　
　
「どういうことですか？」
　
　
『ACEって、最高の人って意味があるし、優秀な選手のことをエースって呼ぶだろ？NCTのエースになってほしいって意味が込められてるのは知ってると思う』
　
　
「はい…」
　
　
『つまり、NCTの誰よりも何でもできる人であってほしい。もしメンバーの誰かがスケジュールの都合や体調不良で欠席、ってことになったとき、お前がNCTのACEとして真っ先に呼ばれることになる』
　
　
　
　
　
　
　
まぁ、こんなに早くなるとは思ってなかったけどな、とマネヒョンは付け足した。
　
　
　
　
　
　
　
「マネヒョンの話は、分かりました」
　
　
『明日からドリームと練習だから』
　
　
「あの、その前に。この話ってヘチャンには言ったんですか？」
　
　
『いや、まだだけど』
　
　
「ドリームの7人全員がこの話を了承してないと私はやりません。絶対」
　
　
『わかった、今から連絡するから』
　
　
「ちなみに…曲ってなにを…」
　
　
『GO、We Go Up、1,2,3』
　
　
「やば………」
　
　
　
　
　
　
　
マネヒョンが練習室から出て行って、Aが床にうなだれた。
　
　
　
　
　
　
　
「A、多分ドリームはみんな嫌だって言わないと思うよ」
　
　
「私もきっとそうだろうと思います…」
　
　
　
　
　
　
　
Aがヘチャンのチッケムを検索して、眉が下がった不安そうな顔で画面を見つめた。見終わって顔を上げたAの顔は数分前よりもっと不安そうで、思わずメンバーみんなと顔を見合わせた。
　
　
　
　
　
　
　