(作者らが好きな)アニメの短編集ぜよ！

☆ ﾃﾆｽの王子様 一目惚れ 白石 ページ12

白石side


「ほな俺かき氷こうてくるわー！」

「白石〜！ワイのイチゴやで〜！」

「おー！」



今日はテニス部の皆で海に来て遊んどった。
で、今は俺がかき氷買いにいこうとしてたとこやねんけど……



「なぁなぁ、今1人?」

「ちょっとウチらにつき合ってくれへん?」



高校生くらいの女の人達に声かけられた。

あー……どーしよ………

こうゆう逆ナンしてくる女の人、苦手やねんよなぁ……


「あー、えっとー……」

「ねぇ、やめてあげたら?」

俺が困ってたら、こっちの方を見てそう言った子がおった。
フード被ってて顔はわからんけど、声からして女の子やろか。

「アンタ誰?」

「ウチら今この子と話してんねん。邪魔せんとってくれる?」

「私が邪魔? むしろあなた達がその人の邪魔をしてるように見えるんだけど?」

「ｯ…！ なんやねん！ もう行こ」

「お、おん……」

この女の子の言葉であの人達がどっか行った。
お礼……言うた方がええよな?

「えっと……」

「大丈夫だった? 困ってるみたいだったから声かけたんだけど」

「あぁ、おかげさまで。俺、ああゆう人達苦手やねん。助けてくれてありがとうな。
えーっと、名前聞いてもええか? 俺は白石蔵ノ介、中3や」

「私はA。名字は訳あって言えない。ごめんね。あ、私も中学3年」

そう言ってから女の子、Aはフードをとった。

！？ めっちゃべっぴんさんやん……

「そっか、同い年か！ さっきはありがとうな、A」

「いいよ、あれぐらい。蔵の」
「A様〜！」

A様? Aはどっかのお嬢様なんか?

「ちょっと待ってて！
ごめん蔵ノ介、行かなきゃ。私、しばらくは大阪にいるから、会えるといいね。じゃ！」

「おん！ じゃあな！」

最後に笑ったAの顔はめっちゃ綺麗やった。




一目惚れってこうゆうののこと言うんやろな。


………また会えるやろか?


ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
大阪人なのに関西弁うまくかけないというカスさですみません

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