【DAYS】soccer girl !! (ページ5)

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『ほらほら、もっと飲みなさいよ～』

「あ、あの～A先輩…」

『何よ、つくちゃん。あんな可愛い幼馴染の小百合がいるからって私じゃ不満？』

「い、いえ！そんな事は！」

「てめ、悪ノリしてんじゃねえよ！」

君下に襟首を持たれ首が絞まる

酸素が、欲しい…

ジタバタしているとパッと離され息が出来るようになった

『生きるって素晴らしい！』

「馬鹿が」

『喜一～。君下が馬鹿って言ってくるよう…』

「………いや、馬鹿だろ」

『お前には言われたくないわ！』

喜一と睨み合ってガルルと唸る

犬猿の仲

これは君下と喜一との間だけの話じゃなくて私達の話だ

三人のうちの誰かが喧嘩しない日は滅多にない

「こらこら、せっかくのパーティーだろ。喧嘩はやめような」

『臼井先輩…。やっぱり素敵です』

君下と喜一を押し退けて臼井先輩の隣に座る

今度は三年生の先輩達と話そう

飲み物を持ち上げて

『どうぞ』

「ありがとう」

『臼井先輩と結婚したら幸せになれそうです。
臼井A。いいですね。もう幸せです』

「安心しろ。お前と臼井先輩が結婚する事は一生ねえ」

「そうだぞ。Aは、俺と…俺、と……」

「喜一…お前……」

モゴモゴと言葉が続かない喜一

だんだんと頬に赤みが増してきた

「俺とけっこ」

「すまん。A。ジュースとってくれ」

『あ、はい』

水樹先輩にジュースを渡して喜一と向き直る

大口を開けていて今度は顔を青くしていた

『あ、ごめん。今何て？』

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