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さあ、いよいよクリスマスパーティーという名の勉強会が始まりました！
『先生！分かりません！』
「諦めんな！」
私の問題集を覗きこむようにして横に座る君下
ここで顔を上げてお互いの近すぎる顔にきゅんとなって恋が始ま…
「あ？何見てんだ。気色悪い」
『ですよね〜』
「こら君下。女の子に気色悪いはないだろ」
『臼井先輩！好きです！』
「ははっ。ありがとう」
天使のスマイルの持ち主の臼井先輩
サッカー部の副キャプテンで天然な水樹先輩とチームを支えてくれている頼もしい人
私と同じように寮に住んでて家事もお手のもの
私の将来の旦那様になる予定
「おい。ちゃんと聞いてんのか」
『臼井先輩の言葉だけ』
「てめえ…」
『そうキレないでよ。カルシウム足りてないんじゃない？』
「あぁ？」と怒りだす君下と私の間に水樹先輩が割り込んでくる
「喧嘩か？」
『いや、いつもの事ですけど…』
「そうか」
それだけ言ってどこかに行った
私達は水樹先輩が行った場所をしばらく見ていた
「あの人、何がしたかったんだ」
『さ、さあ…。でも、やっぱり意味分からん』
「Aちゃーん！」
『風間…。いい加減ちゃん付けはやめろ』
「……A」
『呼び捨てならいいと思った！？馬鹿か！てか、勉強は！』
「俺、勉強できるよ」
『え……』
見せられたのは全部百点満点のテスト用紙
絶句
この言葉しか見つからない
『私、アンタ嫌いだわ』
「俺はAちゃん好きだよ？」
『うっ……。嘘。嫌いじゃないからあっち行って。勉強、するから』
「……今回は可愛いAちゃんに免じてな」
風間はフワッと笑って一年生の所へ行った
そんな風に笑えるんならいつも笑えばいいのに
『あ？何見てんだよ。目くりぬくぞ』
「見てねえよ。殺すぞ」
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作者名：来希 | 作成日時：2016年12月18日 13時
