【DAYS】soccer girl !! (ページ2)

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1.クリスマスページ2

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『いや～皆、クリスマスだというのに張り切ってますなあ』

「早くドリンク準備してくれない？」

『千加ちゃん、私先輩…』

「先輩ならちゃんと先輩らしくして」

『はい…』

マネージャーの後輩が入ってくれてこれから私の高校生活は薔薇色！だと思っていたのに…

「何」

見た目よし、頭よし

欠点といえばすぐに手を出すとこ、胸がな、

「あぁ？」

『ごめんなさい。すぐに準備します』

まあ、いつもこんな感じで練習している

「俺は、ヒーローになーーる！！」

『馬鹿だ』

「アンタも負けてないよ」

『千加ちゃん…』

そりゃ私は馬鹿かもしれないよ

でも九九はできるから！

小学生くらいの問題ならできるし！たぶん…

「あ…」

『どうした…あ』

「雪…」

ちらほらと降りだした雪を手のひらに乗せる

そういえば今年はまだ雪降ってなかった

初雪がクリスマスの日に降るなんて…

『ホワイトクリスマスかあ…。ロマンチックだね』

雪が降ろうと練習は終わらない

それはサッカー部に入った人達には当然の事

「よし、今日はそこまで！」

中沢監督の言葉で練習が終わる

シャツで汗を拭きながらフィールドから出てくる選手達にまずはタオルを渡す

『ほら、シャツで汗拭かない』

「ちっ。うっぜ」

奪い取るようにしてタオルを取るコイツは君下敦

いつもキレてて来須が一番怖がってる

「おい、てめえ」

『何』

「宿題、終わらせてんのか」

『あ、えと…』

「休み明けにはテストがあんだろが」

『あ、あたぼうよ！！』

「嘘だな」

図星をつかれ押し黙る

そして君下は私にとって最悪の言葉を発した

「勉強合宿すんぞ」

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