絶対エースが、記憶喪失になりました。―HSJ― part2

●ななじゅうに● ページ34

※大ちゃん更に病み始めちゃいます……
すいません…ホントに……(;´-ω-`) 今回の話に血ネタが入ります！ごめんなさい！
最終的にはハッピーエンドで終わらすのでご了承下さい…！※


有岡side



｢………大ちゃんのせいで、俺は。｣




ゴメン、山田……俺のせいで…。





｢……もういい！大ちゃんなんかもう知らない！！｣






伊野ちゃん、ゴメンね。






｢もしそう思ってたら、大きな間違いなんだけど。｣





違う……そんなこと……思ってない……！！！





大「…ゴメンね…でも…………違う……違う……！！！！」




枕に顔を押しつけて思った言葉を叫んでみた。





叫んでみた、というより、声に出した。





大「……ｳｩｯ………ｸﾞｽｯ……」




誰かメンバーに会いたい。


でも、会っても…。





また、怒らしちゃうだけかも………。






大「………ｸﾞｽｯ……ぁ……これ……」



目に映ったのは、この前手首を切ったときの傷を包み込んでいる包帯。





大「_______……」






今回は……楽になる？




次は………シネル？







俺は、棚の中に偶然入っていたカッターを出した。






大「……ダメじゃん、カッターなんて入れてたら」







ｶﾁｶﾁｶﾁｯ……ｶﾁ……







大「なぁんだ、早くこうすれば良かったんだ」






こうすれば、誰も怒らない。






大「……あはは…」






グッと刃を手首に押しつける。






大「…あはは………これで………良いんだよね？」







血を見ながらそう呟いた。







俺はもう……





完璧に狂っていた。

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