絶対エースが、記憶喪失になりました。―HSJ― part2

●よんじゅうご● ページ1

有岡side






翌日。





今日は、知念と圭人とでお見舞いに来ました！


他のメンバーは仕事であとで来るんだって。







それはいいとして、病院に来ると、少し騒がしかった。






大「どうしたんだろ？」




知「さぁ？…とりあえず、涼介の病室に行こー」






圭「う、うん」






何故か、胸の奥がモヤモヤする。








大「……なんでだろ？」






知「大ちゃぁん、おいてくよー？」







大「え？！ まってー！」





少し先に居る知念と圭人の所まで、小走りで向かった。







「悪い予感なんて気のせい」。



そう思いながら。








３人「……？」







山田の病室近くまで来ると、病院のロビー？より騒がしかった。







…ま さ か ？






嫌な考えが頭を過る。






いやいや、そんなわけないって。







俺は頭を横にブンブンと振った。







でも心臓は物凄い早さでドクドクと音をたてている。








知「……まさか……涼介？」








少し震えた声で知念がそう言った。







圭「そんなわけ……！！だって山ちゃんだよ？」






大「…絶対…違うから……、大丈…夫」






二人とも声が震えてる。






多分、俺も。








知「…っ」






耐えきれなくなったのか、知念が山田の病室に向かって走り出した。







大「ちょっ、ちねっ……？！」






圭「ちぃちゃん？！」







俺と圭人も知念のあとに続いて走る。









山田の病室のドアは、開いていた。









そして……。






悪い予感は、的中した。

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