絶対エースが、記憶喪失になりました。―HSJ― part3

●きゅうじゅうろく● ページ15

有岡side





翌日っ！




朝早くから山田の家に来たよっ！




ん？ 朝なのにテンション高い？




あっはっはっは←





薮ちゃんに強制的に起こされたからちょっと不機嫌なのを吹き飛ばそうとしてんだよ←






とりあえずインターホン鳴らしてっと、







ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ






大「やぁまだっ！来たよっ！」




薮「涼介〜」






その数秒後、『…あ、えっと〜…』と言う声が。



大「そんな警戒すんなって！大ちゃんだよー

あと薮ちゃん！！！あーけーてー！」




薮「お見舞いっていうか、ちょっと遊びに来たよ」







山『あっわかった、今からドア開けに行く』







ｶﾞﾁｬｯ





しばらくするとドアが開く。






山「お久しぶり、かな？」





優しく笑う彼。




大「どう？身体の調子は」




山「前より、マシになってきた」




薮「良かった〜心配した！」





山「ふふ、まぁここで立ち話もなんだから入って？」






大・薮「お邪魔します」






靴を脱いで家に上がる。






山「お茶淹れるね？」





大「え、いいの？ありがとう！」



薮「ありがと涼介」






ぐるっと見渡す。


久しぶりだなぁ〜山田ん家。





山「どうしたの大ちゃん？
変わったものなんて置いてないでしょ？」






コップにお茶を淹れながら山田が言う。




大「いやぁ、久しぶりだなぁって」






山「そっかー」







はい、お茶どうぞ、と言って机の上に置いてくれる。







薮「お茶、いただきまーす

………む、美味しい！何のお茶？」





山「ただの麦茶だけど」





大「ホントだ！美味しい！」




絶対これ、記憶喪失前に一工夫したやつだコレ←

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