俺の寿命、あと一ヶ月らしいです。 ｰHSJｰ【arym】

にじゅうよん ページ25

山田side




大「……ねぇってば！！ 早い！ 待って！」




少し息切れしながら大ちゃんが後を追いかけてきた。





山「大ちゃん遅いー

行きたい所、早く行かなきゃ閉まっちゃうから早くして

その前に謝れ童顔」←




大「はあ…すいません……？


てか今日お前どうしたんだよ……」




山「どーしたもこーしたも今はどうでもいい！

早くして！！ Hurry up！！」




大「急かすな！ そして童顔は余計！」





山「今言うかそれ？！」




有岡さん(自称)JUMPのツッコミ担当なんだろ？




そのわりにツッコミ遅いな((




大「…てか、山田…俺をどこに連れていこうとしてる？」





山「ちょっと前に大ちゃんが行きたいって言ってたとこ」





大「……えぇ？」





山「いや…"…えぇ？"じゃねぇよ

ほら、東京ドーム行きたい、って言ってたじゃん」





｢えー…？｣と少し考えて｢あぁ！｣と手をパチンと鳴らす。





大「そーいや言ったねぇ

何ぃ？ 連れてってくれんの？」






ニコニコ…といっても正直ニヤニヤに近い笑顔で言う。






山「連れてくからこーやって呼んだんだろバカ」





大「あーなんか…さーせん」






とりあえず駐車場に行き、車に乗り込み発車させる。






大「てか急だな…お前こんな行動派だったっけ」





山「だってなんか知らねぇけど｢今日行け｣って神様からのお告げが」




大「何それぇ笑

ホントお前面白いわぁ」






…別に面白い事言ってるつもりねぇんだが…。






ま、有岡さんが楽しそうだからいっかな。






大「しっかしまぁ……色んなことあったよね」




山「…？ そうだね」




大「だって俺さぁ高校生でデビューするなんて思ってなかったし…圭人も日本来てすぐだし

7に関しては４人中3人はまだ中2だったしねぇ」




山「え、う、うん」







……コイツ…急にどした？






大「……そーだ明日病院行かなきゃだ」




山「病院…」






なぜか、その単語が出てきて大きく波打つ心臓。





まさか……ね。

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