コムドットとあなた (ページ1)

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hyg:友達ページ1

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「Aってさあ、今好きな人いんの？」

隣で並んで飲んでいるAに問う

『え、なに急に？いないけど』

「急かなあ。

…俺結構好きだから聞いてんだけど」

どうやら今日は変な酔い方をしたようだった

伝えるつもりのなかった言葉がどんどんと口から吐き出される

『…えーと、うん？今はいないよ？好きな人』

目の前にはわかりやすく困惑するAの顔

「まじで？じゃあそこ枠空いてんだったら入りたいんだけど」

『ほんと急に何？さっきからどうしたの』

怪訝そうな顔をして、こいつめっちゃ酔ってんな、なんて言葉をもらすA

「急に急にっていってるけど、俺ずっと好きだから聞いてんだよ。

伝わってない？」

店員さんから水を受け取っていたAの動きがピタ、ととまった

『えと、私はひゅうがのことずっと友達だと思ってたんだけど』

下を向き俯きながらAは言った

その言葉に俺はムッとして

「でもそっから始まるじゃん大体

知らない人同士で恋愛って始まんなくない？？」

『そうだけど…。ごめん、私はひゅうがのことそういう目で見れないかも』

はっきりそういわれ少し落ち込む

「…」

『…ちょっと黙んない、、、、「じゃあさ」、え？』

「俺は好きで、、えーと、友達なんだけど、めっちゃ好きになっちゃってるから

ここから好きになってもらえるように努力するから

見ててくんない？」

『…まあ、それなら大丈夫かも、、だけどさ』

「ほんとに？！

俺ほんとにめっちゃがんばるから

そんでお前が俺のことちゃんと好きになってくれたら

もっかい告白するから

そのとき俺と付き合って」

Aの方に体を向けて目をしっかりと合わせそういった

『…好きになるって保証はないけど』

顔を赤くしながら誤魔化すように水を飲むAはめちゃめちゃかわいくて

「大丈夫！俺自信あるから」

『自信って笑』

「これからも一応は友達として付き合うつもりけど、俺がお前のこと好きなの忘れんなよ？」

『忘れないようにひゅうがががんばってよ』

「そんなこといったら俺毎日お前に好きって言っちゃう」

『はぁ？それは勘弁して笑』

「さぁどうかなあ」