裏切り者。 (ページ5)

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『んー、あっ…あった！！』

ガサゴソ…と誰もいない廊下でゴミ箱を漁る私。
電気くんと一緒にお昼に向かう途中轟くんが捨てたペットボトルを探していたのだ。

爆「おい」

『ｯｯ…何？？？』

ｸﾞﾍﾍとペットボトルを持っていると後ろから話かけられた。

相手は爆豪くん、さっき轟くんと話してたからな…
バレたらまずい、色々とまずい。

咄嗟に背中に隠した。

爆「テメェ今何隠したンだよ」

『えっ、いい天気だね』

爆「雨だわ！！話を逸らすんじゃねェ！！」

ｶﾞｯｯと私の腕を掴まれる。
瞬時に反対の手にペットボトルを持ち変え制服の中へ突っ込む

…いい絵図らだねぇ～かっこいいねえ
！！

高鳴る胸を抑えていると後ろに隠しているもう片方の手も捕まれる。

『ほらなにも持ってないでしょっ？』

爆「…後ろ向けや」

…バレた～
あーあーあーバレたーどうしよ、

爆「何も持ってねぇんだろ？なら早くしろや」

追い込む様に一歩一歩私に近付いてくる爆豪くん、
…流石にバレたくはないので逃げることにした。

『ごめんねぇ～！！』

爆「あ”！？待てや変態野郎！！」

…バレてんじゃん？？