検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:207 hit

友達 ページ3

『悟って変わったよね』

「は?」

一緒に任務から帰りの車に乗っている中
そうAは急につぶやいた

「どこが」
俺はムキになったように聞きた

『私が高専に入ったばっかの時とか〜』
________

「はぁ?こんな雑魚と任務とか…」
「どうせ低級だろ、適当に前髪野郎と行かせればいいだろ」

「いいから行け。」

「ちっ……はぁ。おいお前。」

『?』

「足引っ張んなよ」
〜〜

「おい、二手にわかれるぞ。」
「はぁ?ビビってんの?めんどくせー」
_______

『とかだったじゃん』

「…」

確かに言われてみればそうだった
俺は出す言葉も出なかった。そして不安と焦りに駆られた。Aはあのことを根に持っていて言ったのだろうか。横顔からはどう思っているのか読み取れなかった

「怒ってる?」

『えっ?』

「悪かった…」

目を合わせるのがなんか恥ずくて目を逸らしながら呟いた

『い、いや!怒ってないよ全然!』

Aは少し眉を下げて困ったように笑った

「…でも嫌いだったろ」

『ううん、第一印象は本当に強い人って思ってたよ。それに、悟の方でしょ、嫌いだったの』

「いや、なんつーか…」

返答に困っているとAがクスッと笑い
『でも今は悟と話せるようになれて嬉しいよ』

「…おう」

『友達でいようね!』

「あぁ?」
「お前とは友達じゃねぇよ」

『えぇ〜…そっかぁ…』
分かりやすくAがしょぼんとする。
それでも俺は友達とは言われたくなかった

『じゃあどうしたら友達になってくれるの?』

「お前とは一生なるつもりねーよ」

『心開いてくれないなぁ…』
大きくため息をついたAはそっぽ向いてしまった

どうにも俺は”友達”と括り付けられるのがすごく嫌らしい
Aから言われるとどうしてもイライラする

『…ねえじゃあさ』
『私たち他人ってこと?』
Aがこっちを振り返って問いかけてきた

「あぁ?」

『わー!うそうそ』
Aは色相変えてまたそっぽ向いた

クソ、なんでこんなイライラするんだ

”友達”とか”他人”とかなんでコイツはそんなことばっか言うんだ。

この関係に名前なんてつけるな

…それが1番マシなんだ

赤面→←きになる



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:にゃん | 作成日時:2023年9月26日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。