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適当に報告して、直が「もうええやろ?」と圧をかけたため、俺達は早めに開放された。
んで、一体身なりを整えて街へと繰り出しました。
数時間前まで命をかけた戦いをしていたとは思えないほどウキウキとしている直に若干引くが、まぁ楽しそうならいいか。
お店に入り、片っ端からアクセサリーの場所を眺めに行く。しかし中々お気に召すものがないらしく、次へ次へと店を変えている。
「んっ!これや、これとか似合うんやないか?」
『んー?これ、レザーじゃん蒸れそう』
「別に直接つけるわけやないんやし、それにシンプルやし…ええやろ?金は俺持ちやし」
「いや、金は俺が」
チョーカーを奪おうと思ったがひょいと避けられる。ここで揉めたら店側の迷惑になるため、大人しく従うそれに独り身の俺より禪院の直の方が金持ってるだろ。
レジでお金を払った直はウキウキとコチラに戻ってきて、ニコリと笑いながらチョーカーの入った小袋を顔のちかくちのちかくにもっていく
「付けさせて♡」
『は?術式書き込んでないもん付けても仕方ねーしやだわ』
「ほんなら、術式書き込んだ後でええからさぁ」
お願いお願いと執拗いので、しょうがないと承諾しておく。術式自体5分もあればできるものだし、パパっとやって帰ってしまおう。
_________
術式をチョーカーに書き込む間は、禪院家の直の部屋にお邪魔する事にした。買ってもらったチョーカーを取りだし、なるべく早く慎重にと集中して目の前のチョーカーに向かっている。
.
『よし、出来た』
「ん、じゃあ貸してや」
あ、あぁ……そう言えばつけさせるって話だったな。
元からつけていたチョーカーを外し、今術式を書いた方を直に渡す。
チョーカーを受け取った直は、ずいっと近付いてきて首元にチョーカーを滑らせてくる。何か少し恥ずかしくそっぽを向いてしまう。
すると何を思ったのか、直が、耳に息をふきかけてくる。思わずビクリと反応し後ろに下がる。
『何すんだよ!』
「えー?Aが可愛らしい仕草するから、悪戯したろう思て」
『男が男にかわいいって言われても嬉しくねぇからな!?』
そんなに離れたらチョーカー付けれへんやろとぷりぷり怒り出す、いやお前が耳に息ふきかけて来たから下がったんだろうが。
「ハイ!出来た、俺からのクリスマスプレゼントやで〜?」
『ハイハイ、ありがとうな』
「今日は泊まってく?」
『いや、東京に行く』
「ふ〜ん、ま、ええわ。いってきや」
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雪だるま - 続編おめでとうございます!更新楽しみにしてます! (2021年4月10日 15時) (レス) id: db12e25c78 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 続編おめでとうございます!これからも、更新頑張ってください! (2021年4月6日 11時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杜若 | 作成日時:2021年4月6日 7時