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『嫌だぁ……黒子クン変わって』

「無理です」

『大我が余計なこと言わなかったらこんなことに……ホント、』


ボールは私からで、1on1。
皆見てるのにこんなんやれるわけないし……


「負けるのが怖いんスか?
まぁ、男と女とじゃ体格差あるし、Aっちがそうなるのも仕方ないっスね」

『……わっかりやすい挑発。…ま、その挑発、乗ったげるよ。私優しいから』


私は彼より勝っているものは頭ぐらいだろう、彼より運動のセンスなんてないし、体力も筋力もない。
ここで、勝てないと分かっても、全力でやるしかない。
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『……んー負けた。』

「す、凄いっス!赤司っちぐらいの身長なのに青峰っちが居るかと思ったっス!やっぱりAっちは凄いっスね!」


疲れているところを、また抱きしめあげられ、グルグルと回り出す。死んじゃうよ私。いいの?死んじゃうよ?
というか、今の発言赤司に聞かれたら半殺しされるぞ涼太。


『はいおしまい、早く帰れ』

「辛辣っス!」

『邪魔だから早く帰れ』


邪魔な涼太を振り払って自分のタオルで汗を拭いた。こうやって少し本気でバスケをすると、青峰との最後の練習を思い出す。
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_________
___
『今日で最後、1on1も負けちゃったけど、次は勝つから』

「へーへー、一生俺に勝てねぇと思うがな。」

『勝つもん』

「……つくづくお前が男だったらって思うぜ。」


青峰の表情は、なんとも言えない表情だった。無、悲、願、色んな思いが混ざったような表情。
私もその表情に何か言わなければ、と思い口を開く。


『今のいい勝負してるんじゃないの?』

「俺の本気を引き出すに全然ダメダメだな」

『ムッ……確かに私が男でもっと体格がしっかりしてれば、青峰クンといい勝負してそうだけどさ』

「……ま、お前にバスケ教えるの普通の練習よりかは楽しめたわ。んじゃぁな」


こちらに背を向け手を振りながらストバスのコートが出ていった青峰クン。


『……デレた。デレ峰……』

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彩弥 Ayami(プロフ) - 突然のコメントで申し訳ないんですがすごく面白いので更新楽しみにしてますね! (2021年7月16日 7時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新楽しみにしてます!! (2021年2月20日 3時) (レス) id: 4dd6643142 (このIDを非表示/違反報告)
みうmiu - 更新〜〜〜〜 (2020年11月16日 10時) (レス) id: c3eee88dc9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杜若 | 作成日時:2020年10月4日 19時

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