九十一話 ページ45
飛ばした鳥が帰ってこず日が暮れ夜になる。
まぁ無事ロシー達に届いていればそれでいい。
部屋は相変わらず片付いてないとの事だからドフラミンゴの部屋に入る。そこには、椅子に腰掛け天を向き恐らく寝ているドフラミンゴの姿があった。そういえば今日は何か騒がしかったし、何かあったんだろう。
『ドフラミンゴ』
名前を呼んでも反応がない、脈は……正常とはいえない、何か焦っている？……でも、起きてそうだ。じゃあなんで反応をしないんだ。何度呼んでも動きは見せない。
するとふと、いつかのドフラミンゴと姿が重なった……あの時は、たしか…何かに怯えているような様子だった。
『……ドフィ』
｢…フ、フッフッフッ……！｣
『わっ、ちょっと何』
体を持ち上げられたと思ったら、優しく抱きしめられる。顔が近くなりサングラス越しでも表情もよく見える。
やはり何か"焦り"を感じている。
｢どうした？何か用か｣
『…こんな所で寝たら体壊すわよ
アンタには私の隠れ蓑になって貰わないと困るんだから』
｢……フフフ、俺を隠れ蓑呼ばわりするのはお前くらいだ｣
『でしょうね、貴方に逆らうやつなんて私達くらいよ』
そういえばドフラミンゴは少し驚いたような表情をし、いつもの笑みに戻ったと同時にギュと苦しめに抱きしめられる。苦しい、ギブ、と胸板を叩くが笑うばかりだった。
｢今日はもう休むか｣
『また一緒に寝るの？』
｢お前好きだろ？｣
『……寝床が無いから仕方なくよ！早く部屋を綺麗にしてよ！』
そうだ、とドフラミンゴは私の両手を手に取り片手に乗せたと思ったらもう片方の手で海楼石のバングルを外した。理解ができず、外れた海楼石のバングルを見つめていると笑い出す。
｢ここにいればお前はティタン国に見つからないことを約束する
お前の力も十分理解したつもりだ、乱用はさせねぇよ｣
『…ちっ、気狂う……寝る！』
｢そうだな、寝るか｣
『もっと端っこで寝てよ！』
｢嫌だ、俺のベッドだからな｣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
｢……もう少しなんだが、タイミングが悪いなローの奴……｣
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杜若(プロフ) - miriaさん» コメントありがとうございます！徐々に多忙になりつつあるので更新頻度落ちますが頑張ります！ (2022年8月18日 0時) (
レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
miria(プロフ) - つづきすごく気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page24 id: 56e40795a8 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - へびとかげさん» コメントありがとうございます！コメント頂けるだけでも私はとても嬉しいのでそんなことないですよ！更新頑張ります！ (2022年8月12日 18時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
へびとかげ(プロフ) - ほんと好きですぅぅぅぅぅぅ😭大事な場面でこんな不躾なコメント申し訳ありませんがめっちゃ面白いってことをホントに伝えたいです！更新ゆっくり頑張ってください！応援してます！ (2022年8月12日 16時) (レス) @page9 id: a209224dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2022年8月10日 6時
