八十九話 ページ43
船に一番初めに戻ってきたルフィはキョロキョロと見渡し、｢エースは？｣と近くにいたサンジに聞いた。特に隠す必要もないと思ったサンジは｢奥にいる｣とだけ答えキッチンの方へと行った。
サンジが約束通り軽く二人にスープを作り、先程の部屋に行くとまだそこに二人はいた。
｢お、サンジありがとな｣
｢ルフィの兄貴でAさんの仲間だからな
あ、そうだ船はもう出たんだが…パンクハザードでうちの船長がとある海賊と同盟を組んでな
今その船長が一緒に乗ってる｣
それを聞き転けそうになったロシナンテ、手に持っていた皿はエースの能力によって零すことは無かった。座っていたロシナンテが転けるもんだから、サンジが不思議そうにしているとロシナンテは｢あー…｣と声を出し、サンジの方を見た。
｢その海賊の名前…トラファルガー・ローか？｣
｢あ、あぁ…そうだが、知り合いなのか？
あ！…そういえばAさんもアイツと知り合いっぽかったな｣
｢……え？ローとAが会ってるのか？｣
｢おう、シャボンディ諸島でな｣
その話知らないと言わんばかりの表情をし落ち込むロシナンテ、その姿を横目にサンジから貰ったスープを飲んでいるエース。
｢でも、Aさんは逃げてたから会うの気まずいのか？｣
｢！そ、そうなんだ、ちょっと事情があってな｣
｢らしい、ってことで俺らしばらくここ居るからタイミングいい時に降りさせてもらう事にする｣
｢おー、分かった
なんかあったらまた言うな｣
｢へへ、助かるぜ｣
サンジはその部屋を後にし、二人で仲良くスープを飲んでいたが、少しして慌ただしい足音が聞こえたと思い、二人は身構えると扉が開かれそこには、麦わらの一味では無い人物が立っている。エースはまさか、と思い横にいるロシナンテを見ると仏のような顔をし手を合わせていた。
｢っ！コラさんっ！｣
｢や、やぁロー…｣
ロシナンテに近付き、服をつかみ自分の方に顔を近付くようにした。掴まれている本人は顔面汗だらけでそれどころじゃなさそうだ。
ローを追ってきたのだろう、麦わらの一味が入口まで来てサンジが頭を抑えていた。
｢Aさんもそうだ！どうして生きてる事を俺に教えない！どうして俺だけ仲間外れにすんだよ！三人で逃げるって話だったろ！｣
｢ロー落ち着けって、それなら話してやるから……今は他のやつもいるからな？｣
｢……ちっ｣
ローは掴んでいた服を離すが、かわりに逃がさないようにと腕を掴んだ。
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杜若(プロフ) - miriaさん» コメントありがとうございます！徐々に多忙になりつつあるので更新頻度落ちますが頑張ります！ (2022年8月18日 0時) (
レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
miria(プロフ) - つづきすごく気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page24 id: 56e40795a8 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - へびとかげさん» コメントありがとうございます！コメント頂けるだけでも私はとても嬉しいのでそんなことないですよ！更新頑張ります！ (2022年8月12日 18時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
へびとかげ(プロフ) - ほんと好きですぅぅぅぅぅぅ😭大事な場面でこんな不躾なコメント申し訳ありませんがめっちゃ面白いってことをホントに伝えたいです！更新ゆっくり頑張ってください！応援してます！ (2022年8月12日 16時) (レス) @page9 id: a209224dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2022年8月10日 6時
