五十二話 ページ5
Aにまとわりついていた氷は吹き飛び、近付いて来た海兵も吹き飛ばした。氷から解放された彼女は服をはたき、汚れを落としていた。
『動けない所を奇襲するなんて……性格悪いわよ……ん？』
すると上空で大きな…いや、複数の気配を感じる。
そちらを見ると確かに何かが降ってきているのが見える。アレは、船？
『オイ！そこら辺にいる奴！船が降ってくるぞ！！』
私の声を聞いてか、海兵も海賊も上を見上げ慌ててその場から離れていた。
少しすれば船が落ち、声が聞こえるが……あれは、囚人服……もしかして、インペルダウンから脱出してきたと言うの！？……私が折角捕まえたやつも居そうだけど……今はそれどころじゃない。
落ちてきた船を見ていれば、1番高くなっている場所に麦わらを見つけた。麦わらは探すように辺りを見渡したあと、エースのいる処刑台を見た。
｢エーースーー！！｣
｢ルフィ！！！｣
｢エース！！！
やっと会えた！！｣
麦わらは両手をあげ、喜んでいた。
よく見ていなかったが、メンツがすごいな……革命軍のイワンコフもいれば…元七武海のジンベエ、クロコダイルもいる。
『麦わら、いつも驚かせてくれるな』
しかし、目的が異なったのか、クロコダイルが白ひげの元に行くのが見える。大丈夫だろうが、既に足はそちらに向かい始めていた。
クロコダイルが攻撃をしかけた、と言う時だった横から手が伸びてきて彼を殴った。そんな荒業出来るのは一人しかいない。
『麦わら、』
｢！Aお前もエース助けに来たのか｣
『えぇ、大丈夫…オヤジ？』
｢グラララ…娘に心配されるほど老いぼれちゃいねぇよ｣
でも、体の中はあまり良くない。
エースを助けるためとはいえ、貴方が死んでしまったら、元も子もない。私は白ひげに触れて、一族の能力を使おうとするが、手を掴まれてしまった。
｢ソレを使うなA、まだその時じゃねぇ
自分の体は自分が一番分かっている｣
『！でも…っ』
｢お前は優しいやつだ、だが今目的は違うだろ｣
『……うん、分かった
でも、今より悪くなったら使うから』
白ひげが私の手を離したので、後ろに２歩３歩と下がる、すると白ひげは麦わらの方を見た。
｢小僧その麦わら帽子、赤髪が昔被ってたやつによく似ているな｣
｢オッサン、シャンクス知ってるのか？｣
白ひげ相手にオッサン呼び出来るの麦わらくらいでしょ……
思わず苦笑いをうかべたが、私はその場から降り、再び戦場へと向かった。
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杜若(プロフ) - miriaさん» コメントありがとうございます！徐々に多忙になりつつあるので更新頻度落ちますが頑張ります！ (2022年8月18日 0時) (
レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
miria(プロフ) - つづきすごく気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page24 id: 56e40795a8 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - へびとかげさん» コメントありがとうございます！コメント頂けるだけでも私はとても嬉しいのでそんなことないですよ！更新頑張ります！ (2022年8月12日 18時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
へびとかげ(プロフ) - ほんと好きですぅぅぅぅぅぅ😭大事な場面でこんな不躾なコメント申し訳ありませんがめっちゃ面白いってことをホントに伝えたいです！更新ゆっくり頑張ってください！応援してます！ (2022年8月12日 16時) (レス) @page9 id: a209224dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2022年8月10日 6時
