八十六話 ページ40
夜になり睡眠をとる、となったが、ドフラミンゴに初め言われた通り寝る部屋がなく、現在ベッドに横になってこちらを見てきているドフラミンゴと睨み合っている状況だ。
｢どうした？不満か？前はお前から寂しいとよく俺のベッドに潜り込んできたじゃねぇか、フフフッ｣
『何年前の話よ、本当に寝床無いの？
床で寝た方がマシなんだけど』
｢お前を床で寝かせるわけねぇだろ……何頑固になってんだ｣
『ちょっ！』
糸で繋がれ、強制的にドフラミンゴの腕の中に収まる。楽しそうに私の顔を撫でて来たり、頭を撫でてくる。
正直調子狂うけど。
———ドフィ、ぎゅってして。
この時間は好きだった。小さかった私の体をいとも簡単に包み込んでしまう大きな体に包まれるこの時間が。
『……フン』
｢素直じゃねェな｣
少しの辛抱だ……。
この腕輪が外れてから色々考えるべきだ。それまでは、籠の中の鳥を演じてやろうじゃないか。
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目が覚めた。
いつもと違って全身がポカポカとする。
お陰でまだ目が眠くベッドの端を探すために辺りを触る。
ぺた。
……ん？人の肌？なんで、人の肌の様な感触が……
｢フッフッフッ……朝からおアツいじゃねぇか｣
『ドフィ……？……！！！』
驚いてベッドから飛びのこうとするが、ドフラミンゴの大きな腕でそれは叶わなかった。ドフラミンゴは体を起こし、私を逃げないように片腕で包み込んだ。そしてそのまま頭にキスをしてくる。
｢おはよう、相変わらず人の腕の中で寝るのは好きなんだな
幸せそ〜な顔してたなフッフッフッ……！！｣
『！！うるさい、』
｢そうだ、A
城を出て好きに外をうろついてもいいぞ｣
『はぁ？まだここに来て2日目よ！？信頼しすぎじゃないかしら』
｢当たり前だろ？お前だから信頼しているんだ｣
訳わかんない、と腕から抜け出し部屋から出る。
そうやって信頼して裏切られて殺したのは誰よ。
『馬鹿らしい』
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杜若(プロフ) - miriaさん» コメントありがとうございます！徐々に多忙になりつつあるので更新頻度落ちますが頑張ります！ (2022年8月18日 0時) (
レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
miria(プロフ) - つづきすごく気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page24 id: 56e40795a8 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - へびとかげさん» コメントありがとうございます！コメント頂けるだけでも私はとても嬉しいのでそんなことないですよ！更新頑張ります！ (2022年8月12日 18時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
へびとかげ(プロフ) - ほんと好きですぅぅぅぅぅぅ😭大事な場面でこんな不躾なコメント申し訳ありませんがめっちゃ面白いってことをホントに伝えたいです！更新ゆっくり頑張ってください！応援してます！ (2022年8月12日 16時) (レス) @page9 id: a209224dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2022年8月10日 6時
