八十一話 ページ35
連絡が終わったのかこちらを見たコラソンは血相を変えてこちらに走ってくる。焦りすぎて一度に一気に話しかけてくるため、『落ち着いて！』と一言言えば肩で息をしながら｢悪い｣と一言言った。
『とりあえず解熱剤を飲ませてる
だけど命が危険なのは確かなの、こんな時に最年長の貴方が落ち着かないでどうすんのよ！』
｢ご、ごめんよ……とにかく情報を手に入れた
直ぐにここから出るぞ｣
『うん』
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ミニオン島
オペオペの実を取りに行くと一人で向かっていったコラソン。
能力を使えば潜入なんて簡単なんだろうけど……下手にドジをしなかったら良いけど。
銃声が聞こえる中、ローが冷えないように必死に抱きしめる。
どうか無事に帰ってきて……コラさん……
しばらく待てば笑顔で帰ってきたコラさん、その手にはオペオペの実が握られていた。
『良かった…コラさん』
｢見ろオペオペの実だ！｣
｢良かった…建物燃えてるし、銃声も聞こえるから何かあったのかと｣
｢おい！そんな話をしてるんじゃねぇ！喜べや！お前の命を救う悪魔の実だぞ！｣
｢でも、俺がそんなの食ったからって病気が治るとは…｣
｢何言ってる！Aも言ってんだ！治るさ！さぁ食え！！｣
そう言って急ぐようにローの口に悪魔の実を突っ込むコラソン。
と飲み込め！と実をまるまる飲み込んでしまう。
『コラさん、貴方何を急いで』
すると突然倒れてしまう。
息も浅く、まるで……
『ローちょっと力貸して、コラさんを仰向けにして！！』
｢う、うん｣
ローと二人でコラさんの体勢を変えれば、そこには銃で撃たれたあとが。
『馬鹿！！なんで先に言わないの！？』
｢使うな！！お前は能力を使うな……｣
『でも、このままだと！！』
｢ちょっとドジっただけだ……｣
そうだ、とローはコラソンの体に向け手を伸ばし｢治れ、治れ｣と言う。しかし、何も起きる気配はなく、コラソンは笑ってローの頭を撫でる。
｢馬鹿だな…そんな魔法みてぇな能力じゃねぇって言ったろ…｣
｢じゃあどうしたらいいんだ！
そうだA、治してくれよ！！お前の能力万能なんだろ！！｣
｢だから、ダメだっつってんだろ……
Aの能力は酷く精神力を消費する
…それに、傷を癒すために使えば……使った能力者の生命力も削られていく｣
｢…え、？｣
『！知ってたのね…だから、私に能力を使わせなかったんだ』
Aはコラソンの手を強く握った。
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杜若(プロフ) - miriaさん» コメントありがとうございます！徐々に多忙になりつつあるので更新頻度落ちますが頑張ります！ (2022年8月18日 0時) (
レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
miria(プロフ) - つづきすごく気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page24 id: 56e40795a8 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - へびとかげさん» コメントありがとうございます！コメント頂けるだけでも私はとても嬉しいのでそんなことないですよ！更新頑張ります！ (2022年8月12日 18時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
へびとかげ(プロフ) - ほんと好きですぅぅぅぅぅぅ😭大事な場面でこんな不躾なコメント申し訳ありませんがめっちゃ面白いってことをホントに伝えたいです！更新ゆっくり頑張ってください！応援してます！ (2022年8月12日 16時) (レス) @page9 id: a209224dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2022年8月10日 6時
