七十九話 ページ33
鳴っている電伝虫を取れば、その電伝虫からは久しぶりに聞く声が聞こえてくる。
｢俺だ、コラソン。
…コラソンお前だな？｣
ドフラミンゴだ。
その声に思わず唾を飲む。
コラソンはトントントンと三回電伝虫を指で叩く。
｢お前らが飛び出して半年だ。
ローやAも一緒か？｣
その問いに対しても同じく三回指で叩いた。
｢そうか、三人とも無事でなによりだ……
Aが近くにいるなら変わってはくれねぇか？久しぶりに声が聞きてぇ｣
コラソンはAを見た。
Aは頷き、『大丈夫』と口だけ動かしコラソンから受話器を受け取る。
『ドフィ！ドフィなの？』
｢おぉ、フッフッフッ…A久しぶりだな。声を聞く感じ元気そうで何よりだ｣
『うん！ドフィは？怪我してない？大丈夫？』
｢あぁ、勿論だ
だか、お前が…いやお前達がいなくて寂しいよ｣
『ほんとにー？』
ケロッと本当に寂しかったように演じているAを見て、コラソンもローも驚いていた。
ただ、彼女の表情は真剣そのものだった。ドフラミンゴの機嫌を損ねないように、と。
｢どうだ、ローの病気を治す方法は見つかったか？｣
『全然！私なんて、病院からポイって追い出されたんだから』
｢そーか……どこの病院の人間だ？医者の癖してそれはいけねぇなァ……｣
『んー……覚えてないや、半年前の事だったから』
｢残念だ、大切なお前を傷つけた奴の顔を拝んでおきたかったんだが…
A、三人で船に乗って戻ってこい、ローの病気を治せるかも知れない
コラソンなら分かると思うが、オペオペの実の情報を手に入れた
海軍に巨額の金を提示されて価値を知らねぇ馬鹿な海賊が取引に応じるようだ｣
！どういう事、ドフラミンゴもオペオペの実を追っていたということ？……それに、なんでドフラミンゴがオペオペの実を探して、
｢フッフッフッ……政府が必ず糸を引いている
危険だが、コレを奪う…手に入れたら能力の性質上最も信頼できる者がこれを食う必要がある
お前が食えコラソン…そして、ローの病気を治すんだ｣
少し会話を続け、電伝虫は切れた。
コラソンは立ち上がり、ローの方に歩いたと思えばローを抱えあげてグルグルと回り出す。
｢喜べロー！わー！！生きられる可能性がある！医者なんてもういい！オペオペの実が手に入ればお前の珀鉛病も治る！
Aも、オペオペの実があれば治るって言ってたよな！｣
『え、えぇ……そうだけど……』
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杜若(プロフ) - miriaさん» コメントありがとうございます！徐々に多忙になりつつあるので更新頻度落ちますが頑張ります！ (2022年8月18日 0時) (
レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
miria(プロフ) - つづきすごく気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page24 id: 56e40795a8 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - へびとかげさん» コメントありがとうございます！コメント頂けるだけでも私はとても嬉しいのでそんなことないですよ！更新頑張ります！ (2022年8月12日 18時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
へびとかげ(プロフ) - ほんと好きですぅぅぅぅぅぅ😭大事な場面でこんな不躾なコメント申し訳ありませんがめっちゃ面白いってことをホントに伝えたいです！更新ゆっくり頑張ってください！応援してます！ (2022年8月12日 16時) (レス) @page9 id: a209224dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2022年8月10日 6時
