七十六話 ページ30
『判決:白 病気を癒せ』
｢何回やるんだよソレ｣
『私の食べた実って万能だって本には書いてたのに！
やっぱり私がまだまだなんだ……
判決:白 体内から珀鉛が排出される』
｢それも聞いた｣
ローは溜息をつき下を俯く、目を閉じていると、淡いオレンジの光を感じそちらをバッと見るがAはキョトンとした顔をするだけだった。気の所為かと思ったローは再び下に向いた。
(…バレたかと思った
これは使っちゃダメってイリヤとの約束……
きっと…こっちの力を使えば……ローの病気は治る……
でもバレたらまた国に閉じ込められる……それは嫌……)
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船に乗ってそろそろ出航だという時に、音もなく服を掴まれたため驚いたが、掴んだ本人はコラソンだった。もう片方の手には紐でぐるぐる巻きにされたローがいた。理由がわからず、じたばたとしていると｢大人しくしろ｣と一言。
なぜ声を、と考えるがそういえば先程から波の音がみんなの声が聞こえない。まるで一部の空間だけくり抜かれたように。
私達を小舟に乗せてそのまま出航してしまう。
『どういう事、コラさん』
横にいるローも叫んでいるため状況が理解出来てないようだ。
しばらくしたら疲れたのかウトウトとし始めたため、膝の上へと頭を持ってくるようにすれば、寝てしまう。
ぐっすり寝たのを確認して、再びコラさんに質問をした。
｢Aは、ローは…あそこにいちゃいけねぇ……
とにかくローの病気を治すために病院に行く｣
『！やめて、珀鉛病だと知られたら追い返されて…ローが傷付くだけ……』
｢だったらどうしろって、死ぬ所を見とけって言うのか！｣
『……悪魔の実で一つ心当たりがあるの……私、実はドフィの元にその実の情報が来るのを待っていたの』
｢……なんの実だ｣
『オペオペの実、あの実の能力なら…きっと…だから、お願い、ローを病院に連れ回すのはやめて…！』
コラソンは目を見開いて頭をかき…少しして、｢分かった｣と一言言った。
そして、電伝虫を触りだしどこかへ電話するようだった。
その電伝虫の音に目が覚めたのかローは体を起こし、電伝虫に向け｢ドフラミンゴ助けてくれ！！｣と叫ぶ。相手が誰か分からないが、とりあえずローの口を塞いだ。
そして電伝虫から聞こえた声はドフィのものではなかった。
｢おかき｣
｢あられ、俺です｣
｢あぁ、ロシナンテだな？｣
コラさんの事を知っている人？
どこだ？どこにかけたんだ…？
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杜若(プロフ) - miriaさん» コメントありがとうございます！徐々に多忙になりつつあるので更新頻度落ちますが頑張ります！ (2022年8月18日 0時) (
レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
miria(プロフ) - つづきすごく気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page24 id: 56e40795a8 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - へびとかげさん» コメントありがとうございます！コメント頂けるだけでも私はとても嬉しいのでそんなことないですよ！更新頑張ります！ (2022年8月12日 18時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
へびとかげ(プロフ) - ほんと好きですぅぅぅぅぅぅ😭大事な場面でこんな不躾なコメント申し訳ありませんがめっちゃ面白いってことをホントに伝えたいです！更新ゆっくり頑張ってください！応援してます！ (2022年8月12日 16時) (レス) @page9 id: a209224dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2022年8月10日 6時
