七十一話 ページ25
Aが目を離した隙に、コラソンが多数の鳥に囲まれており、Aが焦って鳥達を離れさせた。
『わ、こら、コラさんは餌じゃないよ、もー……"離れて"』
すると、鳥達は羽を広げ空高く飛んでいってしまう、残されたコラソンの姿を見れば啄まれたりしたのだろう、ヨレたシャツに、皮膚から少し血が垂れている。
『悪い子達じゃないんだけどね、知らない人いてびっくりしちゃったのかも』
[鳥と話せるのか？]
『……ううん、何となく私が一方的に言ってるだけ』
[いつもここに居るのか？]
『勉強疲れた時はここに来てるよ、医療って難しくてさー…
前まで暇つぶしにやってたんだけどね』
前までは、ということは今は違うということ、コラソンは[どうして本気でやるのか？]と問いかけた。コラソンの問いに対して頬を掻きながら笑った。
『だってコラさん悪魔の実の能力使わせてくれないじゃん
だから、医療がちょっとでも出来れば、コラさんの手当てできるから』
[どうしてそんなに気にかける？
ドフィの弟だからか]
『……最初はそうだけど、今は仲間だからだよ
それに、コラさんが優しいって知ってるから！』
[聞きたいことがある]
コラソンの紙にAは首を傾げた。
Aは｢何？｣とコラソンに聞き返した。
[どうしてここに居るんだ？]
『！……うーん、これドフィに言うなって言われてるから内緒だよ
私、実はティタン国の産まれの人間で、国が嫌で逃げてきちゃったの
あの国の国王ってば人のこと人と思ってないから……
貨物船に隠れて出てきたんだけど、その船をドフィが襲ってそこで出会ったの！』
[そんなことが]
『初めて来た場所がドフィの所だったから
ドフィ以外のところを知らないの！
……だから……ううん、私ココにいるの凄く楽しいから』
Aはコラソンに笑って見せた。
何となく無理をさせているような雰囲気を感じ取るコラソンはAの頭を撫でた。
｢大丈夫だ、俺が何とかする｣
『……エーーーッ！！！！』
｢アッ…｣
[内緒にしてくれ]
『……フフ、そのドジ私以外にしちゃダメだよ
私の秘密話したから、コラさんの内緒聞いたっていう事にしてあげる！秘密の共有ってなんだかドキドキしちゃうね』
震えた手で紙を持つコラソンを目の前に先程の笑いと違って、心の底から笑みを見せる少女、"内緒"と言うように人差し指を立てて口元に当てている。
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杜若(プロフ) - miriaさん» コメントありがとうございます！徐々に多忙になりつつあるので更新頻度落ちますが頑張ります！ (2022年8月18日 0時) (
レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
miria(プロフ) - つづきすごく気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page24 id: 56e40795a8 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - へびとかげさん» コメントありがとうございます！コメント頂けるだけでも私はとても嬉しいのでそんなことないですよ！更新頑張ります！ (2022年8月12日 18時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
へびとかげ(プロフ) - ほんと好きですぅぅぅぅぅぅ😭大事な場面でこんな不躾なコメント申し訳ありませんがめっちゃ面白いってことをホントに伝えたいです！更新ゆっくり頑張ってください！応援してます！ (2022年8月12日 16時) (レス) @page9 id: a209224dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2022年8月10日 6時
