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六十四話 ページ17

「改まって話ってなんだA」

『ごめんなさい』


エースと二人きりになった所で、私は頭を下げる。
頭を下げているかエースがどんな表情をしているか分からない…

すると、肩を掴まれて思いっきり引っ張られたと思ったら、私はエースの腕の中に居た。突然の事で状況が上手く理解できず、戸惑いも隠せないでいた。


「なんで謝んだよお前
俺は感謝してるっつってんだろ」

『……私が、家族を恐れたから、シュビリア家の力を使うのが遅れたから……あなたはもう能力者じゃない…!
私の優柔不断が貴方をまたこの地へ縛り付けてしまった!
……許さないで……私の、罪なの』

「……お前が許さねーっつっても俺は許す
こうして、Aを抱きしめられるのも、お前が俺を生かしてくれたから
それに、またルフィにも会えるしな!」


エースの言葉に思わず強く手を握る、涙も溢れ出す。
ロシーと……ロシナンテと同じだ、同じ事を言ってくれた。



———ごめんなさい、コラさん、私が遅かったから、私のせいで……!!能力者じゃなくなって……許さないで、突き放して……

——許すさ、Aは俺のためを思ってやってくれたんだ、お陰でこうしてAを抱きしめられるし、ローにも会える!

———コラさん……!!



『……どうして、どうしてなの?』

「お前俺が生き返って文句言ったヤツが居たか?」


彼は私の両肩を掴んでバッと離したかと思えば「あ、海軍以外でな」と付け足し首を横に倒した、確かに皆からは感謝された……けれど、それで済ませていい問題なのだろうか。

首を横に振ると、目の前の彼はニカッと笑った。


「なら良いじゃねぇか、それに悪魔の実もまたどっかで見つかるだろ」

『……気楽だなぁ…もう』

「なら、俺も一緒に旅着いてっていいよな!」

『……うん、いいよ』

「やっぱりだ———……え?いいのか?」

『うん、いいよ』


何度考えても結局ロシーと同じ考えになる。


私の勝手で生き返らせたのに、私が手放す方が勝手なんじゃないかってね……
__________________
「そっか、エースは結局Aちゃんに着いてくのか」

「おう!やっといいって言われたからな!」

「俺も、Aちゃんと———」

『生憎そんなに船は広くないの』


スパッと言い切ってしまえば残念そうにするサッチ。


『これ、私のビブルカード
お互い頑張って生き残りましょうサッチ』

「ありがとうAちゃん、勿論だぜ!」

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杜若(プロフ) - miriaさん» コメントありがとうございます!徐々に多忙になりつつあるので更新頻度落ちますが頑張ります! (2022年8月18日 0時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
miria(プロフ) - つづきすごく気になります!更新頑張ってください! (2022年8月17日 15時) (レス) @page24 id: 56e40795a8 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - へびとかげさん» コメントありがとうございます!コメント頂けるだけでも私はとても嬉しいのでそんなことないですよ!更新頑張ります! (2022年8月12日 18時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
へびとかげ(プロフ) - ほんと好きですぅぅぅぅぅぅ😭大事な場面でこんな不躾なコメント申し訳ありませんがめっちゃ面白いってことをホントに伝えたいです!更新ゆっくり頑張ってください!応援してます! (2022年8月12日 16時) (レス) @page9 id: a209224dbc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杜若 | 作成日時:2022年8月10日 6時

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