五十四話 ページ7
｢お前、なんの為にここにいる｣
『！……エースを助ける為』
｢ハッ、ならこんなクソ鳥に構ってる場合じゃねぇだろ｣
まさか、変わりに戦ってくれるっての？
いや……コイツを一発でも殴らないと気が済まない。
『いい私が相手する』
｢なんだ？お前がこうも邪魔してくるとは……Aに惚れたか？｣
｢さぁな、さっきも言ったがバタバタとお前のピンク色のソレが目障りなんでな｣
ドフラミンゴも何をいってるんだ……
今それどころじゃないだろ。クロコダイルの腕を掴めばその腕を掴まれ、コチラに顔を近づける。
｢行け｣
『っ〜〜！わかった、わかったわよ！頑固ね……殺さないでよね、トドメは私が刺すから』
何故顔を近づけて来たかと思えば、耳元で囁くもんだから思わず、掴まれている腕を振り払い近い顔を押しのけた。
少し下がってから、麦わらの後を追うように走る。
しかしそれも防がれてしまう。
『チッ、海賊がァ……今はアタシ狙う場合じゃねぇだろ！！』
｢うるせェ！！お前のせいでどれだけ牢獄生活したと思ってんだ！！！｣
『……あーー……クソ』
剣を振りかぶってくるので、槍で突き刺す。
リーチの長さで言えばこちらが有利。今は、ドフラミンゴの件もあってとてもイラついているんだ……。
『生かしておいてやったのにさ……死ぬか？』
｢ガハッ、イギッ｣
槍を抜きその海賊を蹴飛ばす。
意図も簡単に吹き飛んだ海賊をわざと追い、刺した傷口を踏み付ける。
イライラする。
不意に肩を捕まれ手を払ったが、そこに立っていたのはサッチだった。
｢落ち着けってAちゃん、ソイツもう｣
『…このアタシに喧嘩売った方が悪い
そんな事より聞きたいことがあるサッチ』
｢……俺はさ、本当はAちゃんにこんなことして欲しくない｣
『は？』
｢Aちゃんには、俺の飯食って"美味しい"って言ってくれたり、アイツらと一緒にいて"楽しい"って思って欲しい……｣
サッチが何を言っているか分かってはいるのだろうけど、脳が理解を拒否する。
私が戦わなければ誰が戦うの？誰がロシーを守るの？誰が家族を守るの？
｢だけど、アイツらの中に勿論エースも居る。
だから俺達はエースを全力で救いに行く｣
『じゃあ』
｢戦わないでくれとは言わない、前線に立たないで欲しい｣
『でも、それだと』
そんな時だった、あんなに騒がしかった戦場が一瞬静かになる。そして、その理由もすぐにわかった。
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杜若(プロフ) - miriaさん» コメントありがとうございます！徐々に多忙になりつつあるので更新頻度落ちますが頑張ります！ (2022年8月18日 0時) (
レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
miria(プロフ) - つづきすごく気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page24 id: 56e40795a8 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - へびとかげさん» コメントありがとうございます！コメント頂けるだけでも私はとても嬉しいのでそんなことないですよ！更新頑張ります！ (2022年8月12日 18時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
へびとかげ(プロフ) - ほんと好きですぅぅぅぅぅぅ😭大事な場面でこんな不躾なコメント申し訳ありませんがめっちゃ面白いってことをホントに伝えたいです！更新ゆっくり頑張ってください！応援してます！ (2022年8月12日 16時) (レス) @page9 id: a209224dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2022年8月10日 6時
