友人編11 ページ45
緊張していると目の前の彼に伝わっているのか、フフと小さな笑い声が聞こえてくる。何よ、と言言うような視線を向ければ、彼は｢嫌、｣と笑ってしまう。
｢新たな姿を見せてくれるのだなと思ってな｣
｢は、はぁ…｣
｢大丈夫だ、個室だしテーブルマナーとか気にせず好きに食べてくれ｣
｢流石に少しくらいは分かるわよ｣
｢そうか｣
そして目の前に並べられる料理を見てさらに目玉が落ちそうになる、明らかに金額が高い…高い料理なのだ。しかし店員にそんなところを見られるのは恥ずかしく、普通のフリを装い、店員が去った後に信じられないという表情を九重くんへと向ける。
｢……正直いいかしら｣
｢何だ？｣
｢私、Aと同じでネットで活動してるのを知ってて関わるの正直気が引けるの、しかも最近表に出てない貴方とは特に｣
｢……フム、だが俺は今お前にグルッペンとして提供しているコンテンツでは無い、これから先もお前とはグルッペンとして関わるつもりもない
俺はお前には九重謙二として関わって欲しい、お前と仲良くなるために俺はどんな事でもするだろうが、
仲良く…？私と九重くんが？
｢九重くん、それって｣
｢俺は大先生とは程遠いような人間だが｣
それ鬱くんバカにしてない？？大丈夫？？鬱くん遠回しにバカにされてない？？
鬱くんのせいで内容頭に入りそうにないけど大丈夫？？
｢……絹川とはこれから｣
てか"これから"ってこれってもしかして、こ、告白だったり、
｢も｣
も！？もって、え、も？ん？？
｢どうかいい友人でいて欲しい……｣
｢いや、なんでやねん！！！(小声)｣
私からツッコまれるとは思っていなかったのだろう、思わず目を見開いている九重くんがそこに居た。
いや、これは私が夢小説を読みすぎた弊害なのか…？どう考えたって
｢あ〜、恥ず……今の流れ告白されるんかと思ったわ
変に心構えしたわ｣
顔を横に向け少し熱くなった顔に風を送るよう片手でパタパタと扇いだ。しかし、九重くんから返答はなくおかしいと思いそちらを見れば少し顔を赤くし照れている彼がそこにいた。
え、何このレア九重表情。
は？
絶滅危惧種かよ、どっかの偉い人 今の彼を保護してクレメンス。
って脳内でふざけてる場合じゃない。
｢そんな反応されたら、困るんだけど｣
｢お前は、俺に告白されて嫌じゃないのか？｣
｢他に言うことあるでしょ！！｣
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杜若(プロフ) - ピッピ168号さん» コメントありがとうございます！自分があまり書かない雰囲気の作品になりましたのでそう言って頂けると私も嬉しいです！ あぁぁぁ！！！ありがとうございます！！訂正しました！！(ｵﾊｽﾞｶｼ……) (2023年3月26日 10時) (
レス) id: 1e35a74cef (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - なんやこれてぇてぇ。夢主ちゃんたちと分かり合える気しかしないんですが。こういうてぇてぇ夢主ちゃんを書くことのできる作者さんには尊敬の念しかありません。あと、「渡し合っている」が「私あっている」になってますよ！ (2023年3月26日 10時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - あおあおさん» コメントありがとうございます！私も14プレイヤーなので少しだけ絡めようかなって思って最後の最後になりましたが絡めさせて頂きました笑 (2023年3月26日 9時) (レス) id: 1e35a74cef (このIDを非表示/違反報告)
あおあお - tnさん落ちのリアルパロなので頭の片隅にはありましたが、１4 の固定とかの話がでてめちゃくちゃ「わ...！わ..っわ..！」ってなりました笑 歓喜 笑 一気に親近感沸いたぞ、夢主ちゃん...！！ （1４ だいすきです、ありがとうございます...） (2023年3月26日 1時) (レス) @page47 id: 08b06233b1 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - 瑠璃色さん» コメントありがとうございます！この作品は自分の中でも満足が行く作品になりました。見てくださってありがとうございます。 (2020年4月26日 6時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2020年4月5日 0時
