友人編5 ページ39
カフェの時間が過ぎ、少し落ち着いて来た。
なんやかんやあって、鬱先生にリスナーであることを明かして、あいつらを二人きりにするように離れた。
｢あ、あのー……絹川ちゃん？｣
｢ん？何｣
｢俺とか屯のこと……周りに広めんで貰えるか？｣
｢広めたら私の得ってないし、あの二人さえどうにかなればいいし｣
ま、私と横にいる鬱先生の関係はここまでだろうし、これ以上会うことも話すこともないだろう。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
少し欲しいものがあったため、少し遠出をしてみた。
目的地まで歩いていると、聞きなれた声が聞こえてきた。
『——待っているので』
白水か、と思い少し挨拶でもしようかとそちらの方に向かうとどんどんヒートアップするような知らない男の声が聞こえてくる、少しまずいと思い足を早くしその場に向かうと、白水の前に男が二人居た。更には片方の男は腕を振り上げている。
なるべく気付かれないよう、早めに近付きその男の足を蹴り払った。蹴り払われた男はバランスを崩し勢いよく倒れ、そのまま気絶した、もう一人の男を押えないとと思っていた時だった。
白水がその男の腕と胸倉を掴み、背負い投げをし床へと叩きつけたのだった。
｢中々の腕前だな｣
容姿からは想像できない事に思わず素直に褒めてしまった、するとバタバタとこちらに走る足音が聞こえてくる、そこで駆けつけてきたのは屯、そして絹川と正だった。屯に至っては少し驚いた表情をしている。目の前の状況に驚いている、というか俺や二人を見てという感じだ。
｢白水ちゃん！って…げ、謙二！？｣
｢ん？正じゃないか…それに、屯まで…｣
…フム、気に食わないな。正と登場してくるのが絹川とは。多分正と屯、絹川と白水初めは別々だったが、絹川の計らいで白水と屯を一緒にしたって所だろうが……
｢…ところで正、何故絹川さんと？｣
｢ん？あ、あぁ、絹川ちゃんと白水ちゃんと偶然出会ってな？白水ちゃんは屯の初恋の相手やって言うから二人きりにしよって話になったんよな｣
｢そうそう！元々、私とAが買い物に来てたんだけどばったり出会ってね｣
やはりか、まぁそれであってくれた方が気が楽か……だが、いい気分になるものではないな。
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杜若(プロフ) - ピッピ168号さん» コメントありがとうございます！自分があまり書かない雰囲気の作品になりましたのでそう言って頂けると私も嬉しいです！ あぁぁぁ！！！ありがとうございます！！訂正しました！！(ｵﾊｽﾞｶｼ……) (2023年3月26日 10時) (
レス) id: 1e35a74cef (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - なんやこれてぇてぇ。夢主ちゃんたちと分かり合える気しかしないんですが。こういうてぇてぇ夢主ちゃんを書くことのできる作者さんには尊敬の念しかありません。あと、「渡し合っている」が「私あっている」になってますよ！ (2023年3月26日 10時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - あおあおさん» コメントありがとうございます！私も14プレイヤーなので少しだけ絡めようかなって思って最後の最後になりましたが絡めさせて頂きました笑 (2023年3月26日 9時) (レス) id: 1e35a74cef (このIDを非表示/違反報告)
あおあお - tnさん落ちのリアルパロなので頭の片隅にはありましたが、１4 の固定とかの話がでてめちゃくちゃ「わ...！わ..っわ..！」ってなりました笑 歓喜 笑 一気に親近感沸いたぞ、夢主ちゃん...！！ （1４ だいすきです、ありがとうございます...） (2023年3月26日 1時) (レス) @page47 id: 08b06233b1 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - 瑠璃色さん» コメントありがとうございます！この作品は自分の中でも満足が行く作品になりました。見てくださってありがとうございます。 (2020年4月26日 6時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2020年4月5日 0時
