番外編2 ページ32
『……髪だけでも……』
_______せっかく綺麗な髪がボサボサやん。
顔が熱くなってきた。
これが、恋、なんだ。
『かっこよかった、まるで、おとぎ話の王子様……』
そんな話なかったっけ、悪い人間から王子様が守るやつ。あったようなかったような……まぁいいや。
今日はもう寝よう……明日は、ちゃんと話せたらいいな。
しかし、現実はそう上手くは行かない。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
｢馬鹿かよ、あんなんで辞めてもらえるとでも思ったのか？｣
｢こいつの髪長いし、流石に邪魔なんじゃないの？｣
『！！やめて！！！』
｢お、珍しく声出すじゃん、そんなに嬉しいなら切ってやるよ｣
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ！！！！
髪をグイッと引っ張られる、必死に抵抗するが身体を押えられ、これ以上の抵抗が出来ないでいた、きらりと光る物が視界に入り。もうダメだと目を閉じたが、思っていた音と違う音が耳に入る。
(シャッター音……？？)
｢またこの子ん事いじめとんか、今回はちゃんと証拠押えたからな｣
｢！……だ、だってそいつが｣
｢だってもそいつがやない！弱いもんいじめは俺が許さん！！｣
『……』
もう二度とこんなことをしないという理由で富田林くんは目の前であの写真を消した。私をいじめていた二人もそさくさと逃げていった。
｢はぁ……しかしまぁ、いじめられる事に何か身に覚えありそうやな｣
『……つまらんって言いそうやけど、』
｢？とりあえず教えてくれへんの｣
『あ、いや……言いたくない、とかやないんやけど……多分、私が告白を断ったからやと思う』
きっと考えてもいなかった理由だったのだろう、驚いた表情を浮かべていたことから分かる。
｢くっっそつまらんやん……｣
『やろ？……フフ、じゃあ、私行くわ…助けてくれてありがとう、富田林くん』
｢あぁ、うん。｣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
｢進路本当にここに変えるの？｣
『はい、入学できても勉強についていける自信がなくて、この心持ちじゃ試験にも受かるかどうか……それにその高校でも私が行きたい道には進めますので』
｢そう、分かったわ。白水さんはしっかりしてるから、大丈夫だとは思うけれど……あと、聞いたわいじめられてたんだって……写真も見せてもらった、ごめんなさいね私達何も出来なくて｣
『！？写真て、もしかして富田林くんが』
｢そうなのよ、気付いてあげれなくてごめんなさい｣
『大丈夫ですよ、もうされてないので』
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杜若(プロフ) - ピッピ168号さん» コメントありがとうございます！自分があまり書かない雰囲気の作品になりましたのでそう言って頂けると私も嬉しいです！ あぁぁぁ！！！ありがとうございます！！訂正しました！！(ｵﾊｽﾞｶｼ……) (2023年3月26日 10時) (
レス) id: 1e35a74cef (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - なんやこれてぇてぇ。夢主ちゃんたちと分かり合える気しかしないんですが。こういうてぇてぇ夢主ちゃんを書くことのできる作者さんには尊敬の念しかありません。あと、「渡し合っている」が「私あっている」になってますよ！ (2023年3月26日 10時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - あおあおさん» コメントありがとうございます！私も14プレイヤーなので少しだけ絡めようかなって思って最後の最後になりましたが絡めさせて頂きました笑 (2023年3月26日 9時) (レス) id: 1e35a74cef (このIDを非表示/違反報告)
あおあお - tnさん落ちのリアルパロなので頭の片隅にはありましたが、１4 の固定とかの話がでてめちゃくちゃ「わ...！わ..っわ..！」ってなりました笑 歓喜 笑 一気に親近感沸いたぞ、夢主ちゃん...！！ （1４ だいすきです、ありがとうございます...） (2023年3月26日 1時) (レス) @page47 id: 08b06233b1 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - 瑠璃色さん» コメントありがとうございます！この作品は自分の中でも満足が行く作品になりました。見てくださってありがとうございます。 (2020年4月26日 6時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2020年4月5日 0時
