デビューの条件は10キロダイエット〜JK

お姫様抱っこ ページ12

その日はスクワット、腹筋。
ダンベルを使って上半身を。


その動きを見るゴリくんの視線は真剣そのもので
さっきのジョングクくんに対する
下心丸出しのお姉ゴリのときとは一転。

厳しくもあたたかい言葉で
私を限界の一歩先に連れて行ってくれる。
この人をひたすらに信じていこう。

私きっと変われる。
そんな強い気持ちにさせてくれる。


筋トレに集中しすぎてなにも聞こえなくて
ゴリくんの
はい！終わりっていう声で
はっと我に返って顔を上げると
ジョングクくんと目があった
限界を超えて、目に入った超絶イケメン。



菩薩ですか？？
ここは天国なんですね。
私きっとめされてしまったのかな？
昨日は天使、今日は菩薩ですね。
そして私は意識を手放した。







しばらくして目を覚ますと
一番に目に入ったジョングクくんとゴリ姉の顔。
私はジムの中のソファーに寝かせられていた。


『よかったぁーーー
Aちゃん、ごめんね！
あたし追いこみすぎたかしら？？？』

『よかった！心配しましたぁ。』
わたしの手を握り、自分の胸に押し当てるジョングクくん。

一気に血が全身を駆け巡り
固まる私。
今度は熱でそう！
ジョングク氏のお手手、、、
もちもち、ふっくら。
はぁ、なんかいい匂いします〜
私がうっとりしていると、

『Aちゃん、急に白目むいて倒れるから
グゥたんがお姫様抱っこしてそこまで運んでくれたのよ。』

マイガー！！
白目むくとかお姫様抱っことか
注目ワードですよ！！！
はい、試験に出ます！

ジョングク氏のお姫様抱っことか
意識失ってたことがもったいなすぎる！

しかし、こんなに心配されて
ジョングク氏の神々しいばかりの
格好良さに失神したなんて言えない。

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