24:Accident ページ24
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『ってわけだから、
お前が作った曲なんか弾いてみろよ。』
や、嫌だけど……?
そんな、天才に素人の曲聞かせたらきっと
『何お前こんなで音楽やってるつもり?』なんて
馬鹿にされるに決まってる。
『や、です……』
『あっそ、ならいいわ。』
しかし彼は案外あっさりした性格のようで、私が
嫌、といえばそこまで食い下がりはしなかった。
そしてそのままキーボードの方に向き直り、
何事もなかったかのように
また弾き始めた。
私も気を取り直してもう一度ギターを鳴らす。
すると響く先程の
I'm fine(の時の音に似た)音。
あぁ、そうだ。
ついでというか、折角できた音だし。
「どんなだったっけなぁ……」
彼らの歌を聞いたのは今回の件……
ほんの1ヶ月前くらいからだし、
流石に歌詞やテンポは全然覚えてないけど。
メロディラインを覚えるのには
少しだけ、自信がある。
雰囲気だから正確ではないけど
まぁ別にいいよね、と曲のAメロ部分を弾く。
すると後ろからハモるように
シンセのようなキーボード音。
1番のサビが終わったくらいで
どちらともなく音を止める。
『…どうせ作ったんだしって?
一瞬熱烈なファンアートかと思った。
本人の前でやるの勇気あるよな。』
『…まぁそんなとこです。
でもミンユンギさん今日オフって言ったので。』
別に彼を意識したわけではない。
ただ、このギターは2度と使わないし
このエフェクターボードも使わないだろうから。
ある意味記念ではあるけど。
その時
こんこん、とノックの音。
『ミンユンギさん、お待たせ致しました。
ギターのリペアが終わりましたので
お呼びしに参りました。
それからAさん……その。
あなたのことをお呼びなのは分かるんですが…
その、あ!いけませんお客様!!
【ボンジュール、お嬢さん。
なんちゃって、いるんじゃないA!
んもう、ダメよこの店員!
英語も分からないなんて。】
【ジ、ジョルジュ姐さん!!】
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朔夜(プロフ) - とこに。さん» とこに。さんはじめまして、暖かいお言葉本当にありがとうございます、、！！今回は努めてぐだらないようにしたので褒めていただけてとても嬉しいです！更新も、暇なうちに頑張りますので今後ともご愛読よろしくお願いします！ (2019年3月9日 10時) (
レス) id: f00e7030ca (このIDを非表示/違反報告)
とこに。(プロフ) - 話の全体的な疾走感が大好きです！作成されて直ぐに見つけられた自分の幸運を拝みました！無理せず更新頑張ってください！ (2019年3月9日 0時) (レス) id: 0db8f5d879 (このIDを非表示/違反報告)
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