11:Accident ページ11
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【でさ!聞いて2人とも!!
俺、俺……推しに
ペンサもらってさあ!!】
22時前、ソジュンが帰宅してから
遅めの晩御飯を食べていると。
酒も入って感極まった彼は無意識なのか
韓国語も混ぜた今日の感想を言いながら、
おいおい泣き始めた。
【あの…失礼ですがペンサ、とは……?】
【あー、ファンサービスのこと。
ライブの時、
アレックスもピックとか投げるじゃん?アレ。】
ソジュンはさっきから
ライブの感想しか言わないが、
それじゃ誰の何に行ったのか分からない。
好奇心に勝てなかった私は
グッズやパンフ等、戦利品の入った
ビニール袋に手をかけた。
【って、ソジュン。
あなたわざわざ日本まで、
韓国の男性アイドル追っかけてきたの?
てか、どこよこれ。】
彼が男性の歌手や
アイドルグループを好きなのは
そこそこ前から知っていた。けども…
袋の中から出てきたのは
華々しい韓国人男性7人組。
当然だがところどころハングルも見える。
私の予想では日本の、
大型アイドル事務所のどこかのグループか、
大人数のダンスボーカルグループだったのに。
【だからソジュニオッパ!!
それはバンタンソニョダンってグループ。
てかA、こんな有名なのに……
見てわからないのか……
まぁ、お前アイドルとかからきしだもんなぁ…】
ばんたんそにょだん…?
聞いたことないぞ………
すると私が覗き込む中
パンフを捲りながらアレックスまで
【あぁ、なるほど。
韓国語は分かりませんでしたが
このグループなら多分僕も知ってますよ。
BTS、ですよね?
日本語だと確か……】
いや、見た覚えがあるぞ。
この、1人だけ。
そうだ…私が絶対に忘れられない人だ。
所属グループは確か……
アレックスと綺麗に声が被る
「防弾少年団、」
【「ぼうだんしょうねんだん。」
……おや、Aも知っていたんですね。
まぁ、私は名前だけですが。】
【マジで?
珍しいなぁ、アレックスはともかく、
Aはロックと格闘技に
関心は全振りしてたと思ってた。】
日本酒を呑みながら笑うソジュン。
【一体何がきっかけで知ったんだ?
会社の同僚とか……?】
言えるわけ………
【い、いやぁ………?】
言えるわけないじゃん。
SUGAさんことミンさんのお財布スりました、
なんて……言えるわけないじゃないか。
しかしこの面子相手に隠し事なんて、
しようと思うのが馬鹿だった。
【…もしや、また例の不幸体質ですか?】
秒バレでした。
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朔夜(プロフ) - とこに。さん» とこに。さんはじめまして、暖かいお言葉本当にありがとうございます、、！！今回は努めてぐだらないようにしたので褒めていただけてとても嬉しいです！更新も、暇なうちに頑張りますので今後ともご愛読よろしくお願いします！ (2019年3月9日 10時) (
レス) id: f00e7030ca (このIDを非表示/違反報告)
とこに。(プロフ) - 話の全体的な疾走感が大好きです！作成されて直ぐに見つけられた自分の幸運を拝みました！無理せず更新頑張ってください！ (2019年3月9日 0時) (レス) id: 0db8f5d879 (このIDを非表示/違反報告)
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