fourteenstory ページ18
『あっ..あそこに人がいる...』
スカイは、トレイの制服の裾をｷﾞｭｯと握り締めている。そしてトレイは、スカイの頭をよしよしと撫でながら、彼女に安心感を与えている。
トレ) 「あそこにいる人たちは、誰一人怖くない。寧ろ優しい人たちばっかだぞ？..って言ったって分からないよな..」
トレイは、ははっと乾いた声を漏らしながら笑っていたのである。
しかし、彼も健全な男子。何とかして平然を保てている。しかし心の中はスカイ、いや愛しい彼女が不安で自らの制服の裾をｷﾞｭｯと握り締めているという行為に愛情が湧いているのである。
『ねぇ、兄さん。この人たちと話してみるよ、私。ちょっと怖いけれど..』
彼女はこう言い、おずおずと話しかけたのである。
『あっ...あのぉ..すみませんっ！』
ケイ) 「うわあ、スカイちゃんじゃーん！元気だった？この間怖い思いさせちゃったね〜..ごめんね..」
ケイトはぱあっという効果音が聞こえそうなほど元気な笑顔を見せつつも、最後はしゅんという音が付きそうなほど反省していたのである。
『ひっ..(やっぱりけーくん先輩、私のこと嫌いなんだろうなぁ)いっいえ！大丈夫ですよ！お陰で元気ですし！ね？』
ケイ) 「あー！スカイちゃん、絶対オレがスカイちゃんの事を嫌ってるって思ってるでしょ〜？」
『はいっ！？何故分かったのですか！！』
ケイ) 「表情で分かるよ〜..少し暗い顔してるからね〜..」
『そっ、それは無意識でした！以後気を付けますね？』
ケイ) 「オレは、スカイちゃんの事友達として大好きだから、安心してね？本当は恋愛的なんだけど、トレイくんに絞められそうで...」
後ろに立っているトレイがケイトに対してとてつもなく怒気を放っているのである。顔は笑っているものの、とてつもなく怖いオーラを纏っているのである。
『ほっ、ほら！兄さん、きっとけーくん先輩も冗談のつもりで言ったと思うし！ね！』
トレ) 「それなら良いんだがなｸｸｯなぁ、ケイト。」
ケイ) 「どうしたの？トレイくん。」
トレ) 「俺の妹、彼女に手を出したら分かってるよな？」
ケイ)「もっちろん」
そのタイミングで昼の終わりの鐘が鳴った。
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雪華 - 高評価しました!好きなポケモンは何ですか?私はイーブイとワンパチとユキメノコとヒトモシとピカチュウです。 (2021年3月12日 8時) (
レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？好きな東方は何ですか？私は、霊夢・魔理沙・チルノ・大妖精です。 (2021年3月12日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
Yuri(プロフ) - ジンジャエールさん» コメントありがとうございます！面白いと言っていただけて感謝です！ (2021年3月10日 7時) (レス) id: fe13e6cd7b (このIDを非表示/違反報告)
Yuri(プロフ) - 藍の華さん» コメントありがとうございます！気に入って頂けて嬉しいです！ (2021年3月10日 7時) (レス) id: fe13e6cd7b (このIDを非表示/違反報告)
ジンジャエール(プロフ) - ストーリーとっても面白いです！更新頑張って下さい。 題名は「この恋心にドゥードゥルスート」でどうでしょうか… (2021年3月10日 1時) (レス) id: 4723b41911 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuri x他1人 | 作成日時：2021年3月9日 18時
