44歩 ページ45
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移動してきたキャンピングカーからほぼ強制的に降ろされた私と一方通行。
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「身を隠して『新入生』が来るのを待つって言っても、
…何で得た情報なんだろ?」
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「さァな。」
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杖をついてる身である一方通行は
その場に座ることもできず、
突っ立っている。
対して、
私は地面に思いっきり座っているが
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何もないこの場所では
どちらも隠れられていないというのが現状だったりする。
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そんな中
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タッ
タッ
タッ
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と、走ってくる足音が聞こえる。
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「オイオイ、誰か来ちまったようだぜ。」
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一方通行はめんどくさそうな態度なのだが
言葉は素直で
やる気というか楽しさというか…
『悪党』そのものの声だった。
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「ここでいいんだな、ビリビリ。」
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「ビリビリ言うな!…そうよここよ。あの研究者の言ってることがホントならね。」
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「「「あ…」」」
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その場に走ってきたのは2人だった。
1人はツンツン頭の少年。
もう1人はお嬢様学校の『常磐台中学』の制服を着た少女。
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その2人+私は
顔を見合わせた途端同じ言葉を発した。
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ちなみに…一方通行は
言葉にしがたい顔をしていた。
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顔を歪めて、現代的な杖を突く手は
ぎりっ、と強く握られていた。
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そんな彼が口を開く前に
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「何でこんなところにあなた達がいるわけ?」
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私は言った。
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「それはこっちのセリフよ!」
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ビリビリと呼ばれる御坂美琴は何故か警戒しているようだ。
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「何?怒られた感じ?
わ、私何かしちゃった感じ?
…邪魔な感じ?」
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彩歌 - 37歩目の、Fast(はやい)seasonは、first(最初) seasonのことですか? (2014年7月18日 10時) (レス) id: 3ab500b275 (このIDを非表示/違反報告)
樅 - いつも楽しみにしてます(((o(*゚▽゚*)o))) (2013年10月22日 14時) (レス) id: 2c854bdf19 (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - 唾兎さん» ありがとうございます☆頑張りますっ! (2013年6月25日 21時) (レス) id: a1cc994229 (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - 唾兎さん» ありがとうございます☆残念ながら(?)まだこれは続いてます…w (2013年6月24日 0時) (レス) id: a1cc994229 (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - 唾兎さん» こちらこそ!よろしくお願いします☆ (2013年6月23日 21時) (レス) id: a1cc994229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リュウ | 作成日時:2012年5月19日 14時